羽田空港の国際ターミナルオープンのニュースで目につくのが中国語対応です。ターミナル内の施設では中国語を話すスタッフが常駐しています。これはターミナルの中だけではなく、空港まで行くタクシー、都内のショップなどもこの傾向が強いです。
今回のオープンは日本にとって記念的な出来事ですね。これまで空の玄関は成田でした。都内までの移動が1時間以上かかるとても不便な場所。一方羽田はモノレールなどで20~30分。この差は歴然ですね。
今後、ニューヨーク、ホノルル、ロサンゼルス、パリ、シンガポール遺棄などの国際便も利用できるようになります。これは期待大です。
羽田空港の国際ターミナルは5階建てで約100のレストランやショップが併設されるとのこと。4階は江戸時代の街並みを再現したフロアで海外から来日した方には受けが良いでしょう。
明日、羽田を利用します。見学に行かねば。
早嶋聡史
2010年10月 のアーカイブ
羽田の国際化
新著『ドラッカーが教える営業~プロフェッショナルの条件~』
10月に入り少しずつ秋を感じるようになりました、福岡ではまだですが、東京では満開の金木犀が芳香を振りまいて秋の訪れを告げています。
秋と言えば読書、㈱ビズ・ナビ&カンパニーの長田周三が、2冊目の著作を出版することを皆様にご報告致します。
今回も出版元は総合法令出版社、題名は「ドラッカーが教える 営業プロフェッショナルの条件」です。決してドラッカーの解説本ではありません、私個人のメッセージです。
ただ、やはりドラッカーはすごいです。最初に読んでから四半世紀以上が過ぎていますが、全く古びることがなく、それどころか視点が変わる度に新しいことを教えてくれます。
私がこの書を通じてお伝えしたいこと、或いはご理解いただきたいことは6つあります。
1.営業パーソンは知識労働者であり、相応しい考え方を身につけなければならない。
2.営業パーソンはプロであり、相応しい振る舞いを身につけなければならない。
3.人生にトレードオフは避けて通れないもの、いかに引き受けるかが重要である。
4.貢献と成果に焦点を当てて自分の仕事を考えることが人生を豊かにする。
5.ビジョンや成果を実現するのは計画と行動によってであり、他に方法はない。
6.成果を実現し続けるには能力と、それを伸ばす成長が必須のものである。
それをドラッカーの言葉を引用し、自身が受けた影響と自身の考え方をお伝えしています。さらに、仕事をすること、特に営業パーソンの仕事に当てはめて、具体的に何をすることなのかを私なりの言葉で分かりやすくお伝えしています。
決して難しいことを書いているわけではありません、誰にでも理解できる例と喩え話で、大切な事を分かりやすくお伝えしています。
ぜひ秋の夜長にお勧めしたいと思っております、皆様が手にとって下さることを心からお願い申し上げます。
2010年10月 人吉にて
セミナー報告 @ 花王
本日、明日の2日間。花王の霞ヶ浦研修所にてアカウントマネジャーの階層教育を行っています。
メインテーマはチームビルディングです。現場の人の意見やアイデアを吸い上げ、組織全体を支援しながらチームを構成し、世の中の変化に柔軟に、でもスピーディーに対応する組織をどのように作るか?コミュニケーション、リーダーシップ、交渉、そしてファシリテーションの概念を組み合わせたチームビルディングの研修です。
多くはペアワークやグループワークで、様々なゲームを体験して頂き、そこで感じたことを実際の現場にあてはめて議論をする。これを何度も繰り返し、自分たちの組織を如何に構築していくのか?を考えて頂きます。
明日も引き続き、よろしくお願いします。
早嶋聡史
和菓子と懐紙
先日、老舗和菓子屋さんとお話をしていました。和菓子屋さんで最も大切にしていることについてです。すると、「お客様に恥をかかせないこと」という事を教えて頂きました。
例えば、お茶菓子などを頂くとき、懐紙の上に和菓子を置きます。そしてお客さんが作法道理お茶菓子を頂く際に、和菓子と懐紙がくっついてしまうと、お客様は恥ずかしい想いをします。そのため、その和菓子屋さんでは懐紙と和菓子がくっつかないように、和菓子の底に少し焼きを入れるそうです。
そうすることで懐紙と和菓子がくっつかなくなるからです。しかし、ここはトレードオフが生じます。和菓子の底に焼きを入れる事で風味が少し悪くなります。関心したのは次のコメントです。少しくらい風味が悪くなっても、万が一にお客様が恥をかくようなことがあったほうが大変だ、と。
お客様のことを考えての工夫ですが、「恥をかかせない」という価値を大切にするために様々な取り組みを行っているのです。とても貴重なマーケティングの事例を教えて頂きました。
早嶋聡史
アルマーニとリーボック
今年の東京マラソンの申し込みは、フルと10kmを併せて33万人。今回5回目でまたしても過去最高。マラソンの人気は一時的なブームから継続的なトレンドになりつつあることを示すデータです。
早嶋は今年も申し込みを行いましたが、9.2倍の倍率に抽選落ち。
地方のマラソン大会も数多く開催されるようになり、しかも開催が第2回、3回と東京マラソンのように継続して行われています。早嶋も直近では下関海峡マラソンに再度参加します。
さて、地方のマラソン大会を行っていて良く思う事です。ラグジュアリー層や可処分所得層が高いヒトの参加がある一定の数がいる、ということです。この内容は以前もブログに書きましたが、あきらかに定着していると感じます。
例えば、地方退会の駐車場にはアウディやBMWなどの高級車に乗りつけて大会に参加されている方を必ずお見かけします。また、フルマラソンであれば4時間~5時間くらいで走る区分けには、毎回最新の装備やウェア、シューズを身につけているランナーが数多くいます。
これまで感じていたことは、この層を満足するスポーツウェアの不足です。先日、銀座のアルマーニで見つけました。まさに!という商品です。
アルマーニとリーボックがコラボして、アクティブなスタイルをスポーツやテクノロジーの融合により実現していました。調べてみるとこの提携は2010年1月に行われていました。その時のジョルジオ・アルマーニ氏のコメントは印象的です。
「現在、スポールウェアやカジュアルウェアがワードローブに占める割合は本当に大きくなりました。スタイリッシュであり、なおかつ快適なスポーツウェアを顧客に提供することは、私の念願でした。今回のリーボックとの提携は、この思想が自然と結実したものです。これまでのコラボレーションもつねにそうでしたが、その分野のエキスパートと仕事をするのは、じつにうれしいことです」と。
10月。マラソン大会が全国で数多く行われる時期。今後、アウディやBMWに乗っているランナーのウェアがアルマーニとリーボックのコラボコレクションになっている事でしょう。
早嶋聡史
中小企業の倒産件数
東京商工リサーチの調査によれば、2010年の上半期の倒産件数は7000件を下回り6555件でした。7000件を下回るのは実に4年ぶり。景気実感とは合わない件数です。
この理由については2つ考えられます。1つは中小企業金融円滑化法、1つは景気対応緊急保証です。
中小企業金融円滑化法は前金融担当相の亀井静香氏が作った法案で企業が借りたお金の返済期限が近付いてきて、その企業が返済猶予を求めた場合、銀行はその要望に応じる努力をしなさい、という内容です。昨年12月の施行から今年の6月末までに同法案に基づく猶予は約39万件、金額にして約13.4兆円です。また、現金融相は来年3月まで円滑化法を延長することを検討することを言っていました。
しかし実態は、円滑化法を利用しても地方の企業を中心に倒産する企業が発生しています。ざっくり簡単にいえば、円滑化法を申請すると銀行は返済猶予を認めます。そのかわり1年以内に、改善するための経営計画書を提出してください。という内容だからです。従って、とにかく返済猶予を認め、認めた会社が返済出来るのか?経営改善出来るのか?はそのあとに分かるという内容なのです。
極端な話、継続性が乏しい企業のリスクを銀行が追っている事になります。これでは経営破綻のリスクを金融機関が過度に追っていることにもなります。
更に、円滑化法を利用している企業が金融機関が求めている経営計画書を提出するとなると、実際はとても難しいと思います。そもそも作れないからです。後半年くらいで金融機関は約39万社分の経営計画書の提出を求めますが、いったいこの作業をできる企業はどの程度存在するのか?これもクエスチョンマークです。
もうひとつの理由、信用保証協会の景気対応緊急保証です。これは赤字を出している企業であっても借入保証を受け入れやすくする制度です。こちらも利用額は現在で22兆円に上っています。
両方について言える事ですが、確かに金融機関が企業にお金を貸すことは大切ですが、その企業が資金の使途、返済の計画、事業の計画をある程度確認した上で何らかの対策を行わない限り、ただ単に先の伸ばしになるだけではなく、ますますまずい状況になってから一気にはじける!といった懸念が現段階から考えられます。
早嶋聡史
成長志向の経営者様へ
早嶋と同世代の20代~40代の若手経営者が運営する成長企業または、成長志向の企業に向けて財務&組織再編のコンサルティングを行っています。
事業の経営戦略そのものは経営者が構想して実践するもので経営コンサルタントがしゃしゃり出て行うものではないと思います。しかし、その経営者の構想を達成していくために経営資源であるヒトとカネをどのように再編するのか?は百戦錬磨の経営者でなければ、成長ステージを何度も体験して繰り返していなければ、何をするのが良いのか?など方法論も難しいところだと思います。
例えば、以下のような質問が繰り広げられます。
・いつどこから、いくら資金を調達するのが、ベストか?
・銀行にはどういう業績のどういう書類を、どのタイミングで提出すべきか?
・間接金融(融資)か直接金融(投資)か?
・NPVなどの科学的・定量的な投資判断はできているか?
・いつ会社を分割すべきか?どういうグループ構成がベストか?
・買収すべきタイミングは?
・売却すべきタイミングと高値で売却できる会社とは?
・年間の事業計画(BS/PL/Cash Flow)は?
・どんな財務指標を目標とすべきか?
・上場すべきか?売却すべきか?
・ゴール達成するための最適な資本構成は?株式種別は?
・ゴール達成するための最適な定款は?
・ベンチャーキャピタル・投資家との投資額と売渡株式数の調整などなど。
これらのことは、成長企業が必ず経験することであり、その必要性を経営者が十分認識しているものの、本業に専念をしながら学習することは大変に難しいことです。そして、これらは、事業のゴール、経営者のゴールによって最適解は無数に存在します。
本業の戦略構想とその実践は経営者がおこない、それらを支える財務&組織戦略は弊社でお手伝いさせて頂きます。
早嶋聡史
書籍のご紹介
10月に入り少しずつ秋を感じるようになりました、福岡ではまだですが、東京では満開の金木犀が芳香を振りまいて秋の訪れを告げています。
秋と言えば読書、㈱ビズ・ナビ&カンパニーの長田周三が、2冊目の著作を出版することを皆様にご報告致します。
今回も出版元は総合法令出版社、題名は「ドラッカーが教える 営業プロフェッショナルの条件」です。決してドラッカーの解説本ではありません、私個人のメッセージです。
ただ、やはりドラッカーはすごいです。最初に読んでから四半世紀以上が過ぎていますが、全く古びることがなく、それどころか視点が変わる度に新しいことを教えてくれます。
私がこの書を通じてお伝えしたいこと、或いはご理解いただきたいことは6つあります。
1. 営業パーソンは知識労働者であり、相応しい考え方を身につけなければならない。
2. 営業パーソンはプロであり、相応しい振る舞いを身につけなければならない。
3. 人生にトレードオフは避けて通れないもの、いかに引き受けるかが重要である。
4. 貢献と成果に焦点を当てて自分の仕事を考えることが人生を豊かにする。
5. ビジョンや成果を実現するのは計画と行動によってであり、他に方法はない。
6. 成果を実現し続けるには能力と、それを伸ばす成長が必須のものである。
それをドラッカーの言葉を引用し、自身が受けた影響と自身の考え方をお伝えしています。さらに、仕事をすること、特に営業パーソンの仕事に当てはめて、具体的に何をすることなのかを私なりの言葉で分かりやすくお伝えしています。
決して難しいことを書いているわけではありません、誰にでも理解できる例と喩え話で、大切な事を分かりやすくお伝えしています。
ぜひ秋の夜長にお勧めしたいと思っております、皆様が手にとって下さることを心からお願い申し上げます。
2010年10月 人吉にて
アクティブシニア
体育の日、日本各地は良い天気に恵まれ、行楽やスポーツをするのにちょうど良い一日になったのではないでしょうか?
紙面では、健康に関する記事が数多くありました。その中でもお年寄りの体力がここ10年間向上しているという報道がありました。アクティブシニア。
文部科学省が公表した体力・運動能力調査(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index22.htm)からです。調査は2009年5月~10月に実施されています。
調査報告を見ると1998年以降、握力や脚力等の多くの項目が右肩上がりで推移していることが分かります。
シニアのイメージは、介護、病院と感じる方も多いが、今後の社会的な背景としてアクティブシニアの存在は無視できないですね。この世代は、例えばスポーツ市場を牽引しています。
例えば平日の昼間にジムを覗いてみるとアクティブシニア世代の憩いの場となっています。一昔前のシニアのコミュニティーは整形外科の待合室だったかもしれませんが今は違うのです。
早嶋聡史
長崎のカステラ屋さん
先日長崎での出来事。眼鏡橋のたもとのカステラ屋さん。ふらりと中に入ると、お茶付きでカステラの試食を提供頂きました。迷わず、テーブルに座り頂いた後、と何やら出にくい雰囲気に。
机の上にはカステラのメニュー(お土産用)。テーブルの前には売り子のおばさん。あたかも、『買うまでは席を立たせませんよ!』と言わんばかりの感じです。
そこで、一番小さなカステラを選ぶと、一言。試食したカステラではなくていいですか?と。確かに五三焼のカステラは美味しかったけど、少し強引さを感じる接客に引き気味でした。
そのカステラ屋さん、マスコミでも評判のお店でしたが、今回の一件でややイメージダウン。もう少し、おおらかな接客だと、こちらから買おう!となるのに。もったいない。
早嶋聡史
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