キャリアコンサルタント、ワーク・ライフ・バランスコンサルタントの安藤です。
人生90年を図でイメージしてください。今までは、縦軸を“エネルギー”とした場合、30代~40代あたりがピークの富士山タイプが一般的に考えられていました。60歳、65歳に退職しその後は下り坂ということがイメージであるかと思います。その下り坂は、退職後も20年から30年続きます。60歳以降も“生き生き”とした人生を送りたいならば、退職後のキャリアを考えることは必須となってきます。
また、「高年齢者の雇用の安定等に関する法律」(以下、「高齢者雇用安定法」(平成25年4月1日施行)され、事業主には、雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、高年齢者雇用確保措置を講ずることが義務づけられました。このことは、60歳定年がこれまでのような職業生活の終着点から、新たな職業生活の出発点、もしくは職業生活の1つの通過点に変化していうことを意味しています。リストラまでは実施しなくても、多くの企業で中高年層の処遇が課題となっており、”社内失業”という言葉さえあります。理想は、中高年層も再度活躍できる場を求めるという選択肢をもてる環境が望ましいことは誰もが願っていることです。
60歳以降の人生を充実したビジネス&ライフキャリアの充実させるためには、富士山の山型が一つでなく後、一つ、二つの富士山まではいかなくても同様または小さな富士山をつくっていくことが必要な時代です。
そして、その時代には、人口知能、グローバル化、2025年問題があります。これからは、仕事が消滅していく社会にどんな能力、スキルを身につければいいのかについても考えていかなくていけません。
60歳以降のキャリアを考えた場合、今までのキャリアを活かしながらこれからの“富士山”を作っていく準備は、40代中頃からのキャリア形成でも遅いくらいです。
稼げる大人になれるか否かは“希少性”で決まると言われています。今後のキャリア人生は一人ひとりが自分の人生をデザインする時代です。今までのキャリアに加えて、次の“富士山”を作るためには“キャリアの掛け算”をどのようにしていくのか整理し、キャリアを形成していくことをお勧めします。
お困りのことがありましたら弊社にご相談ください。
【個別相談】
『人と違うってよく言われるんです。社会でうまくやっていけるのでしょうか。』という相談を受けました。
人間は、一人ひとり違っています。誰でも長所、短所があります。拘りが強いのは、一つのことに対して集中する力が強いとも言えます。強みを伸ばすこと、そして適性を活かす“場”を見つけることが大切です。
2017年11月1日 のアーカイブ
人生90年時代のキャリア
自虐的な行動
早嶋です。
人口全体の1%が生まれ、死んでゆく。人口全体の2%程度が毎年流出、流入を繰り返す。そのうちの1割は15歳から24歳の年齢で、進学や就職のために地域を離れて旅立つ。
例えば、人口が10万人の地域だと、毎年1000人産まれて、1000人が亡くなっていく。そして、約2000人弱が転入し、約2000人強が転出する。転出する1割の約200人程度は地元の学校を離れ進学するか、地元の学校を離れ就職するかで15歳から24歳の弱年齢層だ。
出生率が下がるにつれて、産まれる人口よりも亡くなる人口が増え、流入する人口よりも流出する人口が増えていく。典型的な地方の人口減少だ。
しかし、一方で上記のような地方自治体は、子育て支援だということで徹底した教育環境を構築することに一生懸命だ。しかしどこも教育のゴールは良い大学、良い企業と30年前から変わらない。
結果、生産年齢人口の提供のために税金を使い、自ら生産年齢人口を流出する手助けをしていることに気が付かない。良い偏差値信仰がなくならない限り、18年後から22年後頃には必ずそのような育てた子どもたちは地方を離れることになる。良い大学も良い企業もその土地には無いからだ。
人口を維持、もしくは増やし、自治の生活を長期的に続けるのであれば、その自治で独立した経済圏の創出が重要だ。それなら企業誘致を行っていると聞こえてくるが、山を崩して土地を開放し、電気代や水道代、税金を免除しても無駄だ。そのような取り組みをしている自治体が周囲に無数にあり閑古鳥だ。
自治の単位は1年の単年度ではない。20年50年の長い時間スパンでそのエリアをどうするかを考えることが重要だ。すると自ずと教育の方針もかわるだろう。地方こそ、全ての子供たちが地域に残って自ら経済活動を創出する志向に導くことが重要だと思う。
しかし、いま力を入れている担当者が再考の教育を自分がかつて叶わなかったいい大学、いい会社に重きをおいていたら、流出の流れは誰も止められない。
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