安藤です。
明けましておめでとうございます。今回のテーマは、「長時間労働の背景」です。
大手広告会社・電通の新人社員だった女性が過労自殺をしました。
NHKスペシャルで2016年12月24日に「長時間労働」が放映されました。
詳しくは→ http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20161224
長時間労働の是正は、人口減少時代での労働力確保、少子化対策という観点からも課題です。
電通では、1991年8月27日当時24歳の男性Oさんが自殺しています。
当時の電通では、残業における「月別上限時間60時間~80時間」が設けられていたが、Oさんは、
月平均残業時間が147時間だったと記されています。
両親が心配して有給休暇をとるように勧めたそうですが、上司にいいにくいなどと言っていたそうです。Oさんが、長時間労働に追い込まれた背景はどんなことが考えられるか、要因の一つとしては、抑圧的な職場の雰囲気。上司との関係は推測されます。新人研修で、上司との報告・連絡・相談
は、必須項目になっています。相談したくてもできない関係性、職場の風土では一人抱えこむことに繋がったことでしょう。元々、Oさんの性格は、明朗快活、素直で、責任感があり、また、いわゆる完ぺき主義の傾向もあったと記されています。仕事熱心、凝り性、強い義務感などいわゆる執着気質とされるものは、うつ病親和性があるとされています。労働者が労働日に長時間にわたり業務に従事する状況が継続するなどして、疲労や心理負荷などが蓄積すると、労働者の心身の健康を損なう危険があることは今では周知ことです。
Oさんの電通事件が1991年起きてから24年。2015年になって、再び過労自殺者が起こりしかも、同じように長時間労働でした。2016年の事件では、24歳の女性1か月の時間外労働時間が報道によって、105時間または130時間とされています。東京大学を卒業してわずか8か月で自殺してしまいました。東京労働局と三田労働基準監督署は10月14日、労働基準法違反の疑いで立ち入り調査に入りました。
労働契約法第5条「使用者は、労働契約により、労働者がその生命、身体などの安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。企業と労働者が、労働契約を締結した場合、企業は労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法により、労働者の安全及び健康を守るため安全(健康)配慮義務を負うことになります。まずは、メンタルヘルス研修(ラインケア)をお勧めいたします。
何かお困りのことがありましたら、㈱ビズ・ナビ&カンパニーへご相談くださいませ。
2017年1月 のアーカイブ
長時間労働の背景
薬味をはじめから全部入れるのが悪い。
早嶋です。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
「こい、辛かー(これ、辛いね。)」
「はじめから薬味を入れるとが悪かと(最初から味見もしないで薬味を入れるほうが悪い)」
長崎の実家に帰省し、鍋を皆で囲んでいる時の会話だ。鍋を食べる際に何も考えずにとりあえず薬味を全部入れる私、その薬味が辛くて思わず発した言葉に間髪入れずに父の一言。確かに、当たり前だがその通りだ。味見もせず、まわりをみて全て入れている私が悪い。食事も仕事も然りだ。
近年はWebで全てがわかるということで、実際に試すことなく分かったつもりでいる。Webで得られる情報は脚色があり、一方的な主観が込められており、かなり偏っている場合もある。それを鵜呑みにした結果大やけど、という事例を去年も幾度となく見てきた。何も考えずに、ただただ周りのマネをして、カンニング。無意識に鍋の取り皿に薬味を入れる行為は注意が必要なのだ。
年末年始にかけて様々な人と会う。Webの情報に加え、近年はSNSのFBやインスタグラムでその人の人となりがわかるかのように錯覚する。が、実際会ってみると全く違う、或いは勘違いをしていることが多い。昔から言われていることだが2次情報は注意が必要だ。仮説に基づいて、自分の考察を加え、その上で2次情報を確認する。或いは、少ないサンプル数であっても実際に現場に行き、顧客と接し、社員と接する。自分で直接1次情報にアプローチすることで、モノの見方や仮説の立証が随分と進む。
1年のはじまり。基本的なことが一番重要で物語の後半にそのインパクトが効いてくる。2017年も自分の目や耳で確かめる行為を忘れてはいけない。殺人的なスケジュールであっても、最もベーシックな部分、肝を抑えておかなければ後から取り返しがつかなくなる。
親の意見と冷酒は後で効く。なるほどそうだ。10代の反抗期のときは邪魔でしかなかった父親のアドバイスや一言。今は、日本酒のように時間が経つに連れてじわじわ酔がまわってくるようにきく。
今年一年、自他共ビジネスのモヤモヤをスッキリしていきます!
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