諸悪莫作、衆善奉行

2013年9月11日 水曜日

早嶋です。

知っているけれどもできない。知っているとできるは別。何かを学び、何かを極めていく際に、できない人が発する言葉があります。「そんなことは知っています。」です。

諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)。千利休が弟子の一人と話しをしていた時に、笑嶺和尚が引用した言葉です。
弟子が訪ねました。「茶の湯で心得ておく最も大切なことはなにか?」と。
利休曰く。「茶は服のように点て、炭は湯の沸くように置き、花は野にあるように、夏は涼しく冬は暖かに、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ」と。

利休七則が語られてきた南方録にある有名な問答です。弟子は、そのくらいのことなら誰でも知っていると不服そうにします。すると利休が、「では、今言った通り、一つの間違いもなく茶事をやって見よ」と。そこで、笑嶺和尚が諸悪莫作、衆善奉行の話をしたのです。全ての悪は行わず、全ての善は行うべし。このことは誰でも知っているのに、実際は非常に難しい。

頭の中でわかっていても、実際に行動に移すことは難しい。物事も表面的な理解では役に立ちません。経営に活用されている理屈や理論は難しくありません。しかし、試行錯誤しながら実際に行い成功と失敗を繰り替えす中で身についていくのです。



コメント / トラックバック2件

  1. 壁際珍事 より:

    こんにちは。なるほど、ほんと、その通りだと思います。
    大切なことは、すごくシンプル。さわやかに挨拶するとか。それだけでもサービス業の業績は、大きく左右されるでしょうね。

  2. biznavi より:

    ですよね。
    サービス業なのに、相手の目を見ずに会計をする。
    多いですよね。
    ちょっとしたことができないのなら、その道を目指すのを諦めたほうがよいと思います。

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