任天堂

2013年5月3日 金曜日

早嶋です。

任天堂の業績が低迷しています。ゲーム機販売台数の減少がやまない。一方、市場のトレンドはスマフォへ向かっている。

任天堂はハードとソフトの両方があるため、またハードの売上が美味しいため、スマフォへの意思決定が遅れていると思います。3DSやWiiUなどの専用端末とスマフォ端末のどちらでも利用できる。利用シーンに応じてゲームが楽しめる。というようなプラットフォームを構築することで、様々なソフトベンダーがそれを利用したくなるのではとおもいます。

しかし、実際は専用端末を持っているがゆえに難しいのでしょうね。下手するとハードを捨てることになるからです。ドラクエⅩを体験したいユーザは沢山いても、Wiiを購入するハードルが高くてやらない、などの顧客層を取り逃がしているかもしれません。

一時期は子供が外でDSや3DSで遊んでいるのが社会現象になっていましたね。そんななかで、英語漬け、脳を鍛える大人のDSトレーニングはゲームの領域を新たにしたイノベーションだったと思います。

ですが、スマフォやネットでコンテンツが簡単に利用できるようになった今、専用端末の縛りはユーザーにとっても大きなハードルになると思います。ソフトメーカーの立ち位置を考えてもプラットフォームがスマフォやオンラインに写った今、任天堂のハードのみに流通させるというのも抵抗があると思います。

この業績低迷が続く中、どのような意思決定をするのか注目したいですね。



コメント / トラックバック2件

  1. あつろう より:

    確か任天堂はゲームマニア向けというきわめてニッチなセグメント
    を販売対象としていたと記憶しています。

    私もうまくいくのかなあ、とおもっていましたが
    やはりあまりのも対象のマーケットが極めて小さかったようですね

  2. biznavi より:

    企業の規模に多じてセグメントを拡大するか、別のセグメントに参入するか、の意思決定が必要になるのですね。確かに、企業の規模に大して市場が小さくなったのでしょうね。

コメントをどうぞ

CAPTCHA