早嶋です。
社内であれ、顧客との打合せであれ、営業先であれ、ディスカッションは様々な場面で行われます。そんな中、改めて、ディスカッション・スキルについて考えたことがありますか?
ディスカッションは、コンサルを行う上でも、とても重要なプロセスです。もちろん、社内でのディスカッションであってもそれは変わりませね。社内でのディスカッションは、例えば上司と2人で意見交換をする場合や、何かに行き詰ったときに、プロジェクトやチーム・メンバ以外の人と自由に話をする事があります。また、顧客とのディスカッションではプロジェクトの進捗や打合せ、報告などと、考えただけでも、あらゆる場で必要な基本的なスキルです。
そこで、ディスカッションの目的を早嶋なりに考えて見ました。
1)問題の発見
2)考えの進化
3)仮説の検証の場
4)納得性の形成の場
1)問題の発見
ディスカッションを通して、お互いが気付いていない問題を発見することがあります。話をする事によって、重要な問題を認識すると言った経験があると思います。
2)考え進化
仮に、何らかの考えがあった場合、ディスカッションを行なう事で、その考えを進化させることです。ディスカッションを行うことによって、あらかじめ準備しておいた考えを違う視点で見たり、逆説的に考えたりするでしょう。そのような仮定で、更に自分の考えを進化させることが出来ます。
3)仮説の検証の場
考えの進化に近いですが、仮説、今一番正しいとされている答え、を検証し、構築することです。ここでは考えを進化させることより、仮説の検証におもきをおきます。
4)納得性の形成の場
導き出した考えを、リーダーや担当者、意思決定者に提言し納得してもらわなければ、どんなに素晴らしい考えであっても仕事の上では役に立ちません。納得性を前提にしたディスカッションも必要ですね。
ディスカッションは、社内外にかかわらず頻繁に行われます。そこで、早嶋が重視しているディスカッションのポイントを最後に紹介します。それは、「ディスカッションを報告の場と捉えるのではなく、議論の場と捉えること」です。議論の場と捉えると、当然、未来志向になります。ディスカッションを行うときに、答えを相手からもらおうと考えるのは虫が良すぎます。そのために、こちらからも相手に対して有益な情報を提供する事も基本事項として考えています。
「議論」とすると、勝ち負けを考えそうですが、あくまで先に示した目的が前提です。相手を論破するのではなく、仮説を検証したり、考えを進化したり、より良い解決方法を導き出すために行うのがディスカッションだと考えます。
2007年7月 のアーカイブ
ディスカッション
パパママストア復活
早嶋です。
ヤマダ電機に代表される大型の専門量販店の地方進出によって、パパママストアは窮地に立たされています。そんな中、コンビニ家電をキャッチフレーズとして一味違った経営手法で躍進を遂げている企業があります。
セブンプラザ。もともと鹿児島県鹿屋市で松下電器の系列店として家電店を経営していた山口貞利氏が、「外販中心」の商いから「店頭販売」に切り替えたのがきっかけです。徹底的に買う顧客の立場に立った経営こそがセブンプラザの原点で成功の分岐点となったようです。
メーカー主導ではなく、顧客本意に理念を掲げた山口氏の理念に共鳴した4店舗の家電店によってセブンプラザチェーンが発足し、今では40近い加盟店があり、02年度で32億円の売上を上げるまでになっています。
さて、そのセブンプラザとは?
先ず、少しでも大型店舗の価格に追いつくために、地域のパパママストア協同で仕入れを行います。店内は、展示品をなくし、カタログ販売を中心に切り替えます。これは、地方や田舎では、店に客が来ても数人程度。そのために、テレビを展示しているだけで、電気代がかかってしまい、コスト高になります。その代わりに、店内には電池や電球と言った日常的な消耗品を多数取り揃えます。
地方や田舎では、乾電池は農作業のラジオのお供で、頻繁に売れるそうです。では、家電はどのようなシナリオで売れるのでしょうか?ある日、常連のおじーちゃんA氏から電話がかかってきます。これにセブンプラザはいつものように対応します。
A:「洗面所の電球が切れたから一つ持ってきておくれ。」
7:「分かりました、他に必要なモノはございますか?」
A:「そんなら、来る途中、野菜を買ってきておくれ。」
7:「かしこまりました。」
セブンプラザの店員は、約束通り、途中で野菜を購入して、おじーちゃんの家に。野菜を届けて、電球の交換終了。セブンプラザでは、便利屋さんをかねているのです。低料金ですが、明朗な料金表が存在しています。地方や田舎では、年配の方が一人で生活してる場合が多く、便利屋の業態はとてもニーズがあります。
電球を替え終わって、店員とおじーちゃんの話。
A:「今度、孫が遊びに来るんだけど、大きなTVがないと嫌といっとるそうな。」
セブンプラザの店員は、新聞の折込広告のヤマダ電機のチラシを広げながら・・・
7:「大きなTVだとこのサイズですかね、ヤマダ電機で買うと28万円ですね。うちで買うと、32万円ですね。納品は、1週間くらいかかりますが。」
A:「2万くらいしかかわらんなら、お願いするよ。」
7:「あ、いや4万円違いますが。届いたら、配達しますね。」
という具合で商談が成立します。さて、何故でしょう?確かにヤマダ電機で購入すると価格は安いですが、セブンプラザは、アフターサービスが万全です。例えば、リモコンのスイッチを間違って押しただけでも、おじーちゃんは元に戻すことが出来ないかもしれません。そんなときでもセブンプラザは決め細やかに対応します。
また、高齢の方が電化製品を購入する場合は、良く自分の子供に相談するそうです。そのときでもたとえ価格が高くても、セブンプラザにしといたら、とアドバイスを貰うのです。何か起きたときはヤマダ電機よりもきめ細かい対応をしてもらえるからです。
このように地方や田舎特有の環境を活用してコミュニティービジネスとしてうまく成立させているのです。電器店は隣の顧客に支持されなければならない、というのがセブンプラザの精神。単価が低くても顧客にとって便利な商品を数多くそろえること。たとえ乾電池1個の顧客でも大切におもてなしをします。大型商品は、その中の地道な付き合いの中から顧客のタイミングで買っていただくという、徹底した顧客思考、それがセブンプラザの商いなのです。
地方の景気
早嶋です。
いざなぎ景気をはるかにしのぐ景気が続いていますが、実感がわきませんね。理由は、いくつか考えられます。
先ず、一つ目ですが、いざなぎ景気の成長率は11.5%平均に対して、今回の景気は2%前後の成長率です。
いざなぎ景気は、例えるならば今の中国の成長率に当たりますので、景気の良さが給料に反映していたことでしょう。実際、いざなぎ景気が始まって、終了するまでに、月給は実に平均で79.2%も上昇していました。いざなぎ景気は57ヶ月続いたので、5年でほぼ給料が2倍になった計算です。
ちなみに、今の景気が始まって、これまでの給料の上昇率は-1.2%なので、景気の波が始まって、実質減っていることになります。手元のお金が増えないので、これでは確かに景気回復といっても実感がわかないですね。景気回復は、あくまで指数上のはなしなので、肌感覚とあわないと言えば当然ですね。
2つ目の理由は、原油価格の高騰でしょうか。特に、九州は、その影響をもろに受けていると言えます。石油情報センターの資料を見れば、一目瞭然です。長崎、鹿児島、大分の順にレギュラーガソリンの小売単価が全国で一番高いのです。他の九州にある県も、全国で比較するとレギュラーガソリンが高いランクに入っています。
長崎は、離島が多く存在するため、レギュラーガソリンが高くなるのは分かります。しかし、大分や鹿児島はどうして高いのでしょうか?大分には九州石油の大分製油所があり、鹿児島には石油備蓄基地があるので、ガソリン自体は全国の何処よりもあると思うのですが・・・。
原油価格が高騰すると生活に色々と影響が出るので、例えばコストプッシュインフレが起こる感覚すらあると思います。
3つ目の理由は、大都市と地方の景気にも2極化が起こっている事です。今回の景気回復は、あくまでも各都道府県ごとの平均値です。例えば2005年と2006年を比較して、プラス成長を遂げている地域は東京、愛知、京都、千葉、大阪のみです。つまり、景気回復は上記の都市が好調を遂げており、他の殆どの都市がマイナス成長なのです。ここにも2:8の法則に通じるものが働いているのです。
更にこの2極化は都市部に本社を置く企業と地方に本社を置く企業の構造にも関係します。都市部に本社を置く企業は、失われた10年のうちに企業の長期負債をほぼ返済し終えたので、景気回復した昨今、利益を1)設備投資などの再投資、2)銀行への返済、そしてのこりの利益を3)ボーナスで社員に還元しています。社員にボーナスとして還元されると個人消費が活発になり景気回復感を肌で感じるようになるでしょう。
しかし、地方では同でしょう。利益がでたとしても、都市部の企業ほどに返済が進んでいないため、利益を1)再投資し、2)銀行に返済する時点で、ほとんど利益が消えてしまうのです。そのため、社員に還元される利益は少なく、個人消費につながらないのです。
この様に、今の景気回復は、1)絶対的な成長率が小さいこと、2)原油価格の高騰、3)地方と都市の2極化、によって特に地方に対しては、景気が続いていることを肌感覚で感じにくい構造になっているのです。
昔と今
早嶋です。
近年、世の中の環境変化がめまぐるしく変化していおり、昔は商品にならなかったものでも、ビジネスとして成り立っています。そこで、20年前は、とてもビジネスにならなかったけど、今はビジネスとして成立しているものを書いてみました。
天気予報。
小さい頃の天気予報は、参考程度でしたが、今はピンポイントでの予測が可能になっていますね。昔は、気象予報士なども存在しませんでしたが、もっておくとお金になる資格の一つだと言われています。
例えば弁当屋さんは、次の日の天候も参考にしながら、弁当をどのくらい作るのかなどの生産予測を行います。ピンポイントの天気の情報提供は、お金を払っても価値があるのです。
例えばコンビニ。多くのチェーンでは、3~4時間置きに、店舗付近の天気予報がFAXされます。店員は、もうすぐ雨が降ることが分かれば、店頭にビニール傘を並べます。急に雨に降られたお客さんが、高い確率で買っていくからです。
例えば農家。農家の場合は、競合する作物を作っているところの天気予報を気にします。もし、その地域が雨ならば、翌日の出荷は伸び悩むはず。そこで、競合する農家の出荷場にいつもより多めに出荷を行います。こうする事によって、確実に出荷が出来るのです。
と言うように、ピンポイントかつ予報の精度が上がったことによって、天気予報は確実にビジネスになっているのです。
防犯。
小さい頃は、玄関のカギをかけていても、玄関の隣の部屋が空きっぱなしでした。また自転車に鍵をかけるのも、防犯目的と言うよりも、カッコイイから、という事で鍵をかけていました。大学に進学して、バイクに鍵をかけているのを見て、ここはLA?と驚いた事を思い出します。
防犯をビジネスとして考え、リードしてきた企業はセコムでしょう。1962年に日本で初めてのセキュリティ会社として創業して以来40余年、あらゆる不安のない社会の実現に向けて防犯ビジネスで成長しています。
昔の日本は、防犯は警察の仕事でした。しかし、地域コミュニティが崩壊しはじめてからは、防犯にも民間の参入が始まります。かつては税金が守っていた世界も、今は自腹で守らないといけないのです。
防犯ビジネスがいかに延びているかは、社団法人日本防犯設備協会の盛況ぶりを見ればわかります。世の中にある社団法人という団体が減少している中、唯一といって良いほど成長している社団法人です。この社団法人は、防犯グッツや製品に、いわばお墨付きを与える機関です。この機関に入って、認証マークを取らなければ、商品として売ることが出来ないのです。誰もが防犯グッツを作り売りたがっているという舞台裏を垣間見ることが出来ますね。
古紙。
新聞紙やダンボール、雑誌や古本などです。日本が未だ成長期にあった頃、紙資源が豊かになかったので、リサイクルをするために、古紙を回収するための仕組みが出来ました。しかし、だんだん、古紙をリサイクルして国内でリユースする事が少なくなってきました。しかし、回収するための仕組みは既に構築してしまったので、古紙だけは決まったところに集まってくる。
古紙は、外に放置しておけば、火事になる可能性があるので、屋根付きの倉庫で保管されています。昔は、よかったけど、お金を集めて回収し、お金をかけて保管している。うーん、と役所もうなりました。
そこで、日本の高度成長の後を追いかけるように成長してる中国や東南アジアに目が行きました。10年ほど前までは、古紙を回収して、中国や東南アジアに輸出し販売することで、1トン当たり数十円の赤字を出していました。しかし、お金をかけて管理する事を考えれば国としては安いと考えたのです。
それが、ここ5、6年は、古紙を輸出して中国や東南アジアで販売するとかなり利益が出るようになったのです。中国が成長を遂げるようになり紙の需要が一気に増えたからです。
ちなみに、日本から輸出された古紙の一部や、例えばヤマダ電機のロゴを印刷したダンボールになり、そのまま中国で組み立てられた電化製品を梱包して、日本の電気屋さんで売られる。そして、古紙として回収されて、また中国に。
国内で様々に規制をかけていますが、古紙の循環を考えただけでも経済はグローバルで動いていることが分かります。
少し考えただけでも、昔は到底考えられなかったものがビジネスになる、と言うのが沢山出てきます。他にはどのようなものがありますか?
日本のお米中国に
早嶋です。
昨日、中国で4年ぶりに日本米の販売が再開されたと報道がありました。日本米のターゲットは上海と北京の富裕層。日本の農林水産省も中国の富裕層を金のなる木と考えているのでしょう。今後の目論見として現在、規制が制限されているブランド牛や高級果物も中国に輸出したいと考えてたいとコメントがありました。
今回、販売される米は、新潟産のコシヒカリ、宮城産のひとめぼれの各12トンです。販売チャネルは、上海と北京の高級百貨店及び外国人向けスーパーの店頭です。価格は、一袋2キロ入りでそれぞれ、198元(約3200円)、188元(約3000円)です。日本の市場より3倍程度高い理由は、関税や流通にかかるコストが乗っているためです。
因みに、上海の日本食材を扱うスーパーでは、中国産コシヒカリが5キロ当たり62元、中国産あきたこまちが47元で売られています(上海の友人に調査してもらいました)。こちらの米と比較しても価格差で10倍程度。上海の大型スーパーで販売されている通常の中国米は、キロ当たり3元程度なので、一般的に中国に流通してる米の30倍程度も高い価格になります。
報道では、26日に日本から農林水産省関係者が訪中して上海と北京の百貨店で販売開始のセレモニーを開催し、大々的な販売促進活動を行っているとありました。そして、驚くなかれ、今回の販促に農林水産省が投入している宣伝費はなんと5000万円。
今回販売される米は各12トンですので、1袋2キロと換算して、それぞれで6000セット。全て販売しても、約3720万円(6000×3000円+6000×3200円)。農林水産省のコメントでは、当面は中国の富裕層や邦人駐在員などをターゲットに市場拡大を図るとしています。
念のため、上海で働いている日本の友達に聞いてみたけど、「そんな高い米、誰が買うの?現地の駐在員は買わないよね。」でした。コシヒカリは日本では2キロで1000円くらいです。これが、特別な米だからといって、富裕層の皆さんは3万円を払って購入しますか?
因みに、05年度で日本のコメ輸出は600トン程度、その内台湾に400トン強。中国では販促次第で大きな市場になりそうだって考えているようですが、600トン全て裁いても、9億円。今回の日本米は、国産農林水産物の輸出1兆円の実現の第一歩だとしていますが、全体のプランをどのように考えているのでしょね。
光触媒
早嶋です。
光触媒って、ご存知ですか?抗菌タイル、自動車のボディーコート、曇らない鏡、雨水できれいになる外壁・・・。世の中を見渡すと実は光触媒を利用した商品がいろいろあります。光触媒は、NOxやSOxを取り除いたり、ダイオキシンを分解したり、シックハウス対策にも応用できるなど、環境対策としてもとっても期待されています。
現在実用化されている光触媒のほとんどが酸化チタンが原料です。酸化チタン光触媒の特徴は、太陽光や蛍光灯に含まれる微量の紫外線と科学反応を起こし、水や酸素を分解して活性酸素を作りだします。この活性酸素は強い酸化力を持っており、これが汚れやアンモニアなどの臭い、ホルムアルデヒドに代表されるアレルギー物質などの有害物質を吸着分解、酸化分解するのです。
光触媒が注目を集めたのは、1980年、当時は光触媒=水素を発生するという事から、次世代のエネルギーである水素を作る技術と言うことで脚光を浴びました。しかしエネルギー源としての話題はすぐに廃れたのです。と言うのも、酸化チタンを入れたフラスコに太陽光を1週間あてて集めた水素の値段が1円程度の量しか発生しなかったからです。
しかし、ここに発想の転換がありました。それが有機物の分解です。つまり、水素を発生する事から活性酸素に焦点を切り替えたのです。この頃から水処理や空気浄化などの研究が盛んになりました。
ただし、初期の段階では、物質を処理する事に注目が集まっていました。実際に、光触媒の技術を用いてゴキブリを分解すると言った研究が行われていたのです。しかし、2センチのゴキブリを分解するには1年の月日が必要でした。これでは実用化は難しい・・・また、壁にぶち当たります。ここで、2回目の発想の転換がありました。これまで、3次元に固執していたのを2次元で考えたら?物質そのものを分解するのではなく、材料の表面をキレイにするのなら実用化できるはず、と。
ゴキブリを分解できるのだから、トイレの黄ばみくらいはキレイになるでしょう、ということで90年代から2次元空間に研究対象が移行していきます。そして、2次元空間に発想をシフトしたことによって、光触媒を活用した製品が一気に広まるきっかけになったのです。
研究が進むにつれて、また、発見がありました。それは、酸化チタンをコーティングした材料の表面の水の濡れ性が高くなるということです。これは、簡単に言うと雨水などによって、簡単に汚れが洗い流されることです。
そうです、雨水によってセルフクリーニングされるので洗浄の必要がなくなるのです。となると、外壁や車のボディなど、あらゆるモノを光触媒で覆えばよいのです。これだけでも、市場規模が莫大なものになると考えられますね。ちなみに現在で500億円規模の市場といわれます。
光触媒の技術はとっても素晴らしいのに、わずか500億円の市場規模?と感じられたと思います。そうなのです、技術はとっても素晴らしいけど、光触媒は目に見えません。例えば、光触媒を壁にコーティングして、汚れは雨水で落ちるし、空気を浄化するので環境にも優しくて、清掃費用も下がって、ハッピーじゃんと考える事が出来ます。しかし、目に見えて変化するわけではないので、そこにコストをかけて投資をしようと考える人が少ないのでしょう。
となると、環境に優しく素晴らしい光触媒を世の中に普及させるためには、目に見える形で提案をする事が必要だと思います。さぁ、皆さんだったら、光触媒をどのようにプロモーションする方法を考えますか?
桃の大福
早嶋です。
連日、日差しが強烈で湿度ムンムン、すっかり夏到来ですね。さて、そんなビズ・ナビでは、季節を感じさせる贈り物が届きました。桃の大福です。苺大福は食べた事がありましたが、桃の大福は絶品でした。どうもありがとうございます。
さて、そんな桃ですが世の中では販売のピークを迎えています。24日付けの日本農業新聞によると、東京都中央卸売市場での7月中旬の入荷量は1918トンと前年並みですが、価格はキロ当たり498円と前年比の5%下げています。
この理由は、2つあります。1)ピーク次期に雨が続き売れ行きが鈍っている、2)雨の影響で食味にバラつきがあるためです。桃の後続である福島産がそろそろ出始めますが、こちらは梅雨明け以降の出荷とあって、味も価格も期待できることから市場関係者にとって、この季節はまんざらではないのでしょう。
桃の生産が年間に度の程度あるのか、調べて見ました。H17年度の農林水産省の統計値によると、全国の生産量が17万4000t。県別で見ると、1位がダントツで山梨県35%、2位は福島県19%、3位は長野県14%、4位は和歌山県8%、5位は山形県6%、6位は岡山県5%でした。以外にも桃太郎さんの岡山は生産量が低かったのですね。
ゲーテの言葉に
早嶋です。
「これこそ人間精神のもっとも立派な発明の一つだ」、この言葉は、「ヴィルヘルム・マイストルの徒弟時代」(ゲーテ著:小宮豊隆訳)に出てくるゲーテの言葉です。
さて、この言葉が指す、発明は何を指しているでしょう?答えは複式簿記です。複式簿記は、15世紀にベニスの商品たちがつけた帳簿から始まったと言われます。財務諸表の仕組みを知れば知るほど、論理の一貫性に感心します。しかし、財務諸表(PL、BS、CFS)の中には人や知恵の価値の表現がありません。
人に関しては、給料や退職金などは明記されますが、人の能力やパッション(情熱)に関する価値は表現されません。それから特許件や知的財産などの知恵の評価も財務諸表にはBSの無形固定資産に特許取得費用が計上されるだけにとどまります。
もちろん、有力特許が高額で売却された場合などは別ですが、基本的には特許の取得にかかる費用を記載するのが通常です。これは、社内で社員研究員が何か開発した特許でも、基本的にはその価値が正しく評価してBSに記載されることはないのです。
当然、ノウハウなどもそうです。製造ノウハウ、営業ノウハウ。社内には過去からの受け継がれてきたノウハウや新しいノウハウの蓄積がありますが、これらも反映されることはありません。
財務諸表を見ると会社の経営内容は把握できますが、上記に記述した内容、将来の会社の伸びを示すための判断材料である、社員の能力や知財価値などは数字に表れてこないのです。
TUMI
早嶋です。
ビジネス用途のバックは、どちらのメーカーを利用していますか?TUMIと答えてくれた方は、私と同じです。
TUMIは、1975年にアメリカで設立されたラゲッジ専門のメーカーです。名前のトゥミは南米の青年平和部隊のボランティア活動に参加した創業者が、ペルーの神様トゥミにちなんで名づけたそうです。
TUMIが一役有名になったのは、80年代。ソフトで機能性に優れたバリスティック・ナイロン(防弾チョッキの生地に利用されている)製のトラベルバックの発売からです。90年代は、当時としては画期的なキャスター付き(インラインスケートのキャスターを利用)ラゲッジやビジネスバックを次々に発表し、世界中に愛好者を増やしました。
現在では、多くのビジネスマンが利用していますね。それと、現在、すっかり主流となったソフトラゲッジの発端もTUMIなのです。
TUMIの特徴で気に入っているのが頑丈な事とデザインです。最近の新しいデザインは、全く興味がないため、一昔前のデザインのバックを何度か修理しながらも大切に利用しています。
実は、TUMIユーザの中で、「昔のデザインが良いよね」と言う声は良く聞きます。そのような方は、新しいラインナップのTUMIの購入を躊躇して、他のソフトラゲッジを探しています。しかし、昔のTUMI以上にしっくりとくる男性的なそれでいてセクシーなラゲッジが有りません。
これは、仮説ですが、デザインを一新した事によって、昔からの固定客を失っているのではないでしょうか?今日も、TUMIユーザである友人とパワーランチをしながらその話をしていました。
TUMIは、最近、トヨタとコラボでオーリスのTUMIバージョンを発表しています。限定、1000台だそうですが、こちらも正直がっかりです。TUMIの愛用者は、比較的エグゼクティブやプロフェッショナルを狙っていたはずです。トヨタのオーリスでは、そのイメージが全くないからです。
TUMIのブランドコントロール、愛用しているだけに、妙に納得できません。
—ビズ・ナビからの広告—
ビズ・ナビでは、電子メールを用いた経営コーチングサービス「メールdeコーチ(メールでコーチ)」をはじめました。こちらを利用して気軽な経営相談を行いませんか?
ケータイの役割
早嶋です。
民間研究機関であるモバイルマーケティングデータ(MMD)研究所が携帯電話の使い方に関する面白い報告をしています。
携帯電話のヘビーユーザーの4割強が携帯電話の使途が「通話(電話)」でないというのです。携帯電話のヘビーユーザーの97%がデータ通信の定額サービスを利用しているため、1人当たりの利用料金も減少しています。携帯電話会社にとっては、収益源を新たに探す必要がありますね。
NTTドコモが発表する一人当たりの携帯支払額の変化は、上記の事実を如実に反映しています。03年4月時点で6380円/月だったのが、07年3月時点では、4690円/月です。低下の要因は、価格競争によるものもあると思いますが、携帯電話の役割の変化も考えられます。
同MMD研究所の調査では、1日の通話回数は、「ほとんどない」44%で、「3回未満」35%でした。また、1日の平均通話時間も「5分未満」49%、「5~10分」23%と、携帯電話での長電話は、過去の話になっています(調査は、携帯サイト経由で行い、有効回答数は9584人)。
一方で、メールや音楽ダウンロードなどのネット接続によるデータ通信量は増加しています。ただ、データ通信の定額サービスの普及によって携帯電話の利用料金としては減少傾向になっているのです。
確かに、携帯電話で通話をするより、データ通信に利用している時のほうが多い期がします。皆さんは、肌感覚でどのように感じますか?
今日は、本棚(90cm×180cm)を新しく追加購入しました。これで、部屋に平積みしていた書籍の山がやっと収まりました。同じ本棚を合計3つ購入したことになりますが、注文時期が異なるので、仕様がどれも微妙に異なっています。
最新記事の投稿
最新のコメント
カテゴリー
リンク
RSS
アーカイブ
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月