ジョブ理論②

2017年12月14日 木曜日

早嶋です。

環境分析を行う際に顧客や市場の分析は外せない。製品やサービスが売れるであろう性別や年齢などの属性を想定して相関分析を行うのが一般的だ。しかし、企業が本当に欲しい情報は相関関係だけだろうか。それは多分違くて、なんで買うのかという、因果関係が欲しいと思う。

例えば経済雑誌の行動くそうは40代男性管理職と分かったとしよう。これは調べなくても確かに、そうよねと思うくらい、相関性は高いだろう。では、これはそのまま因果関係として整理してよいだろうか。つまり、40代男性管理職だからその経済雑誌を購買すると。

しかし、それは一概には言えないはずだ。そう、伝統的な顧客分析は常に相関にフォーカスしており、もっと企業が欲しい因果関係を意外とあっさり無視していることに気がつくのだ。

これに対してジョブ理論をベースに考えると、どのようなジョブを片付けるために経済雑誌を雇用するか、とするのだ。すると片付けたいジョブは、情報収集、暇つぶし、格好良く見せたい、と言ったジョブが見つかるはずだ。とすると先の40代、男性、管理職との関係性はさほど重要にならないということがわかってくる。



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