独立するための素質

2014年10月10日 金曜日

早嶋です。

開業して10年以上のドクターと話しをしていて、彼らに共通の質問をしています。「資格を持っていてもいわゆる開業医として向かない、できないドクターはどの程度いますか?」これに対してのドクターの見解は様々ですが、1割から3割り程度のドクターは向かないとある程度見解が揃っています。そして、その理由を聞くと、ここはかなりの部分で一致しています。

応用が効かない。融通が効かない。ガチガチの頭をしている。例えば、新米のドクターに対して経験豊富なドクターがアドバイスをすると、僕は学校でこのように習いましたと。学術の世界と臨床の違いを理解せず、頑ななタイプは伸びないといいます。これは経営の世界でも同じで、MBAなどで習得した知識をそのまま現場に持ち込むタイプの経営者なりコンサル志望はかなりの確率で役に立たないと思います。

それはある意味素直さが欠けているのかもしれません。これはスキルというよりはセンスの問題で、その道の人がいう内容を少し噛み砕いて、これまで自分が認識してきた内容との誤差を知り、その応用度合いを柔軟に広げてみる発想の人は素直と言うのかもしれません。



コメントをどうぞ

CAPTCHA