理論の重要性

2009年6月23日 火曜日

早嶋です。



今日使える実用知識は有益だが、明日になると陳腐化する。重要なことは原理原則の理解とそれを使って如何に考えることです。



これは先週、参加した平久保さんのお話の中に出たフレーズで印象的だったのでメモを残しておいた言葉です。世の中の流れを読みながら何をするのか?他人と違うことを考えながら実行する。マーケティングはそのためのセグメンテーションの概念があり、ターゲティングの概念があり、ポジショニングの概念があります。



領域を限定したり、考える軸をある程度設定することによって四六時中そのことを考えることができます。持続的に一つの事を考えると夢の中にもあらわれてくるかもしれません。それくらい考えると何か解決策の1つや2つは見えてくると思います。



ただ、その時に考えるベースが必要です。それは理論ではないかと感じます。理論は普遍的だからこそ、どのような業界でも恒久的に活用することができる。



マーケティングのSTP理論やマーケティング・ミックスという概念、アンゾフの成長マトリクス、クロスSWOT分析、ポーターの競争戦略である5-フォース分析やバリューチェーン分析。どれもシンプルですが、考え倒せば素晴らしい解決策のオプションが見えてきます。



素晴らしい理論は意外に単純化されるというか、簡単に思えます。しかし、簡単であるからこそ万人が使えるのではないでしょうか?何かを考えている瞬間に無意識のうちにその概念を表現するフレームワークが頭の中に浮かんで表現してみる。フレームワークが頭の中に入っていて必要な瞬間に引き出せるくらいまで何度も何度も考える。



理論が簡単であれば人にも説明しやすくなります。人に説明してその人が理解すると行動に移すために何をするのか?どのようなことを調べる必要があるのか?どのような人と結び付けばビジネスが行いやすくなるのか?実現するためには何が足りないのか?など、ひとつの方向性に向かった行動につながるアイデアがたくさん出てきます。



これらのアイデアをファクトベースに結び付けて行動する。物事を深く考えると、自然と上記のような行動がとれるようになるのです。そして、それを行うためにあったほうがよいのが理論の習得や理解なのではないでしょうか?すでに経験や長い歴史をたどった人は暗黙知的に理論を習得しているかも知れません。しかし。学習は経験や歴史といった時間を買うことができます。つまり、学習によって疑似体験ができませう。重要なのは、その擬似的に体験して身に付けた知識をベースに身の回りに起こっていることや、会社で起こっていることにあてはめて考えたおすことを繰り返す。そうすることによってなんとなく身についていくものかもしれません。



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