過去の取組から、世の中の経済環境を好転させるためには、「戦争」「インフレ」「イノベーション」がありました。
「戦争」は歴史的に実際に起こり経済が好転するキッカケになったが、これは良くない。本質的なところでは全てをゼロリセットするということだけが参考されるべきで、その他の被害を考えると検討すること自体ありえないと思う。
「インフレ」はQEの世界的な失敗で見込めない。(QE:量的金融緩和政策で、金利の引き下げではなくて、中央銀行の当座預金残高を拡大させることで金融緩和を行う金融政策。これまでの理屈では金利を下げると経済が刺激されてお金を借りて使う人がでるということで景気が回復していた。しかし、深刻なデフレに陥って、政策金利をゼロまでしても効果が出なくなった。これまでの歴史的な部分に人間の心理が冷えきった状態ではお金を使わなくなったという意味で感情を経済の尺度に考えるキッカケを与えていると思う。)
となれば選択肢は「イノベーション」。イノベーションは革新をもたらす技術、製品、アイデア、仕組み等を通じて社会をより良くすることですが、これによって世界経済を救う手段しかのこされていないことになる。
これを起こすムーブメントの中心は中小企業だと思う。イノベーションは特徴柄、これまでの考え方の延長でない場合がおおい。従って、安定した大きな組織ではその変化の兆しを断つ方向性に力が働く。1980年台以降に仕組みを構築した大企業は、あの手、この手と表面的な取組を変化させてはいるが本質的な変革は行っていない。それでもなんとか食っている。
このような組織から、全く過去を全否定する取組や行動が発生しても、多くの経営層や意思決定層が否定させざるを得ない。従って、明日はなくなるかもしれないという組織の方がイノベーションは起こりやすいと考えている。
いずれにせよ、これまで通り通り一遍等の同じ方向を目指して、一つのやり方を徹底的に効率的に行う手法は通じなくなる。
2015年9月 のアーカイブ
小規模資本からのイノベーション
ロボットの新たな可能性と社会への影響
今日のテーマは、「ロボットの新たな可能性と社会への影響」です。
人口知能ロボットの進化はめざましく、人間の生活をより便利にしてくれることが期待されています。まずは、福祉の現場での「ロボト“PALRO”」をご紹介します。“PALRO”は、福祉の施設で100人以上の顔と名前を覚え、友達になり、名前を呼んで話しかけ、そして会話から趣味嗜好などを学習し、利用者との「会話」や「レクエーション」を行っています。特に、認知症の方には“PALRO”と接している間に和らいで・・その効用は「ロボットセラピー」という言葉でも呼ばれています。
老人ホームだけでなく、一人暮らしの老人が一緒にいるのは“ロボット”。そんな時代がやってきていますね。今は、人間とコミュニケーションをとり、一緒に体躁をするだけですが、将来は介護もしてくれる頼りになる存在になっているのではないでしょうか?
その一方で、10年後~20年後には現在の職種のうちの65%が失われるという予想もあります。例えば、レストランの案内係、レジ係、銀行の融資担当者、電話でのセールス、簡単なデータの入力作業などです。人口知能ロボットが進化するにつれて、単純な仕事は確実になくなっていきます。そんな時代には、「人間も新たな可能性・将来」を見据えて、自立・自律したキャリアを形成することが必要になっていると思います。
大企業の新規ビジネスのすすめかた
創業が30年以上経過して、数百億以上のビジネスを行っている企業は、一様にして新規ビジネスの課題を持つ。
新規ビジネスの定石として、1:5の法則が成り立つが、多くの企業は専門部隊ではなく、片手間で新規ビジネスの開発を進めている。成り立つはずが無い。
また、過去の成功体験が非常に高いがゆえに、不安定な環境下での投資判断が出来ないために、過度に社員に対して環境分析を要求する。そして、自社が満足できる市場規模を探す。
結果、机上で過ごす時間ばかりが長くなり、実験して失敗した結果を次に活かすという当たり前の手法を体験することがない。
考えて見ると既存のビジネスの稼ぎ頭は、過去の先輩たちが作った仕組みであり、その上に10年20年の年月をかけて大きくしていっている。10を100にするフェーズはたけていても、0を1にするフェーズは初めてである。
が、その手法に対してもやり方が異なると知っているにもかかわらず、既存の手法の延長で行っている。新規のルールは既存のビジネスと切り離したところで実験的に行うか、それが嫌であれば、資本を入れて新しいビジネスを手に入れるかのどちらしか無い。
考えると悩むの違い
〜考える人と悩む人の思考行動パターン〜
最初から答えのない時代。自分で答えに近づく仮説を考えることが必要です。
ところが、答えを考える人と答えを考えることに悩む人の思考と行動パターンの違いが大きいことに気づくことがあります。
では、考えると悩むとの違いは何でしょうか?
考える人の思考パターンは、自分には何ができるのだろうかと問題を自分ごととして捉えます。どのようにすれば、解決することができるのだろうと前向きであり、問題や解決方法について必要な情報を集めて整理や分析していきます。そして、ある程度の仮説を描くことができたら行動しています。結果的に何かを変えていきます。イノベーションを起こしています。
悩む人の思考パターンは、自分に何ができるかではなく、他人や周りの環境の変化に期待しています。自分には変えられない・無理・出来ないと後ろ向きであり、情報を集めないか集めただけで終わっています。そして、ゴールが見えないので行動もしません。結果的に何も変えませんし変わりません。
無理・出来ないの理由(言い訳)を考える思考癖に陥っています。
私も悩むことはあります。ただ、悩むと考えるの違いを認識しているので、悩むから考えるに思考を切り替えることができるようになりました。
悩んでいると気づいたら、早く考えるに思考を切り返すことが必要なのです。
また、答えを考えようとしても答えが出ない。答えをどうやって考えれば良いのかも分からなくなり、いつの間にか考えるから悩んでしまっているということはないでしょうか?
まずは、ゴールイメージを描くことが必要なのです。そして、そこから逆算して、明日からどのような行動をすると良いのかを考えれば良いのです。
俺が社長だから?
社長に就任した瞬間に、急に回りの役員や社員が自分に対して気軽にコミュニケーションをしなくなった。
多くの社長が悩んでいます。
が、実際は、自分が社長になったことで、自分が構えてしまって、普段のコミュニケーションに対して疑心暗鬼を持っているのです。つまり、外に原因がある場合よりも、自分の考え方や接し方に原因がある場合が殆どなのです。
しかし、まさか自分が変わったとは考えずに、最高責任者になったので自分にうかつに言えなくなったのではないか?とか、自分が人事権やその人の評価までを行う立場になたので気軽にせっしなくなったのではと考えます。人は常に外に対して原因を求めたくなるのです。
何事も自然体が一番。何か疑問に思ったら相手が接するのを待つよりは、自分から話しかけるのがトップの役割です。
働き方が変わっている
今回のテーマは、「働き方が変わっている」です。
皆さま “しちごさん=”7.5.3“という言葉をご存知でしょうか?
この数字は、中学卒業者、高校卒業者、大学卒業者の就職後3年以内の離職率の数字です。
中学卒業者64.8%、高校卒業者39.6%、大学卒業者は、32.4%となっています。 (いずれも平成23年3月卒業者)
参照URL ⇒ http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html
新入社員の3年以内の平均離職率は、様々な取り組みにも関わらずここ近年はまだまだ改善していないようです。自分が思い描いていた会社像とのギャップがあるというのがその理由です。
「自分が描いていた会社像とのギャップ」はどんなところにあるのでしょうか?
① 仕事上のストレスが大きい。
やりたい仕事に就けたと最初は張り切っていても、いざ働きだしてみると好きだけでは上手くいかないと感じて、仕事に対して難しさを感じて自信をなくしている。
② 会社の安定性や将来性に期待がもてない。
就職して仕事を始めると、目にする世界と視野が広がるため、学生の時には見えていなかったことも見えるようになって、そのままその会社で働くことに疑問を持つ。
上記はよく聴かれることです。
①については、個人の視点から考えると、経験のないことに取り組んで続けることで潜在能力を伸ばす前に逃げてしまうことによる機会損失といえます。
②については、前向きな離職につながることもあるかもしれません。その会社で働くことが幸福であれば、そこで働き続けるはずです。
根本的に働き方が変わったと感じるのは、時間の使い方です。かつては仕事の時間が人生の大半を占めていました。そして、まずは食べていくため、生活のため、家族を養うために働きました。そこから働き甲斐をみつけていきました。今は、仕事とプライベート両方が大事という人が増えて、労働時間が長い仕事は、プライベートの時間を犠牲にするという理由から離職する人もいます。人生における仕事の位置づけが変わってきているように感じます。
あなたはどんな働き方がしたいですか?
仕事に何を求めていますか?
ルールを変えてみる
ルールを変えてみると?仕事や遊びも楽になりますよ!
ルールと言えば、仕事では就業規則や社内規定、慣習的なものなどがあります。
スポーツでも、ルールはあります。例えば、サッカーでは、ゴールキーパー以外は、ボールを手で触ってはいけない。野球では、「9人×9人で試合をする。」というルールがあります。
私も、小学校時代では、休みの日や休み時間には、野球をして遊んだことを思い出します。ただ、小さな学校でしたので、9人×9人の人数が集まりません。
そこで、6人×7人など人数を変えてみました。さらに、人数が少ないので審判は、
キャッチャーがする。キャッチャーに負担をかけないために、盗塁はなし。ファウルボールを取りに行く時間がもったいないから、ファウルは1打席で3回まで。3回を超えるとアウトなど、自分たちでルールを変えていました。
ルールを変えることにより、スムーズに試合を楽しむことができました。
もしも、「野球のルールは決まっているので、ルールに従いましょう!」という固執した考え方だけでしたら、私たちは野球を楽しむことはできませんでした。
あるいは、野球のルールを活用して、サッカーのように足で蹴るルールを取り入れたスポーツは何でしょうか?キックベースボールです!
バレーのルールを活用して、サッカーのように足で蹴るルールを取り入れ、場所も体育館内ではなく砂浜で試合をするなどルールを変えて誕生したスポーツは?
ビーチバレーですよね!
仕事では、通勤ラッシュを避けるために出退の勤務時間を変えてみると?フレックスタイム制の誕生。
暑い夏ぐらいネクタイを外しても良いのでは?クールビズの誕生。
会議の方法を集合方式ではなくスカイプに変えてみると?スカイプ会議の誕生。
本を店舗販売ではなく、ネットでの注文販売にすると?アマゾンの誕生。
資金調達を金融機関や補助金などだけでなく、一般の方から集めると?クラウド・ファンデイングの誕生。
このように、ゼロからルールを作るのではなく、既存のルールを少し変えてみるだけでも、仕事のルールが変わります。仕事が楽になり効果もあるならば、変えられるルールは変えてみるという発想も必要であると考えます。
最新記事の投稿
最新のコメント
カテゴリー
リンク
RSS
アーカイブ
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月