早嶋です。
お昼時、「WAGAMAMA」という麺類専門のレストランに入りました。お昼時というのもあるのでしょうが、入口で地元のビジネスパーソンで行列ができていました。一度はその前を通り過ぎましたが、何故か戻って並んでしまいました。
お店の名前のインパクトとどうして人が並んでいるのだろう?という好奇心からです。並んでいる時にメニューを渡してもらい、メニューの研究。基本は麺類ですが、例えばチキンラーメンであれば、”chikin ramen”というように日本語がそのままローマ字で書かれています。
人気メニューに”Wagamama ramen”がありました。あらゆる具が全てミックスされている日本では考えられない組み合わせのラーメン。日本でイメージする麺屋さんとは基本的にメニューが異なりますが、旨くスコットランドの舌に合わせて雰囲気をジャパニーズに仕上げている感じです。
ちなみにおひるに一番出ている人気のセットは”Absolute ramen”Chikin ramenにgyozaのセットです。価格は割高の£12。日本食は少し高めのプライシングですね。
並んでいる理由ですが、入口で待ち行列を作ることによって人を寄せているようです。実際、人が並んでいても店内の席は十分に相手います。注文を取りに来てから出てくるまでの待ち時間は非常に短いです。つまり、席に座るまでの待ち時間はレストランの期待を高める時間ですが、席に座ってからオーダーが来るまでの時間は長ければ長いほど不満につながります。
そこで、お店の能力に合わせて席に座る人をコントロールしている。注文を出せる人数になったら席に案内してオーダーを素早く取ってすぐに出す。これによって同じ待つ時間をプラスにコントロールしているのです。
これは、いろいろな業界で待ち時間をプラスに知覚してもらうためのヒントになりますね!
2009年3月24日 のアーカイブ
WAGAMAMA
傾向
早嶋です。
グラスゴーは”River Clyde”クライド川の岸辺に発展した街です。中心となる繁華街はクライド川の北に位置しており、平日であっても多くの人であふれています。
グラスゴーの街並みで共通して言える事は、低価格で少しデザインが良い商品を販売しているお店は栄えているということ。つまり、日本の現象と極めて良くにています。日本で言う「しまむら」や「ユニクロ」に相当するお店は特に人だまりができていて、店舗も無数に軒を並べています。また、「西松屋」に相当するベビーに焦点を絞ったお店も栄えています。薬局に至っては「マツモトキヨシ」に相当するチェーン店舗がにぎわっています。
更に100円ショップならぬ「1ポンドショップ」も沢山見かけました。日本で見る縮図が海外の繁華街でも同様に観察できる。グローバル経済の中で、成功する事例は国内のみならず、海外においても適用できるようになっているのでしょうね。
非常に新鮮かつ不思議な感覚です。
グラスゴー
早嶋です。
グラスゴーの人口は現在58万人程度。1960年代には100万人以上が住んでいましたが70年代初めに90万人、2000年の初めには60万人をきりました。人口は減少していますがグラスゴーはスコットランドにおける貿易と重厚の中心地として発展してきた都市で、イギリス国内ではロンドン、エジンバラについてで観光客が多く訪れる都市です。
学術的には15世紀創立の名門大学、グラスゴー大学を擁していて、ここ10年くらいは工業都市だったイメージから文化・芸術・若者の街に変化しつつあります。もちろん今回の出張でもグラスゴー大学の訪問はマストでした。
グラスゴー大学の敷地内には、”Kelvingrove Art Gallery & Museum”ケルヴィングローブ美術館&博物館があります。ヴィクトリア様式の建物でグラスゴーでも最も美しい建物の1つです。展示内容もパワフルでコレクションの質と量、そして入場者数もロンドンにある大英博物館に次ぐ規模。
古代エジプトの美術品から中世のコレクションに始まり、ゴッホ、モネ、ボッティチェリ、ルノワール、レンブラント、ミレ、ピカソ、ダリなど、超一級品の絵画を目と鼻の先の距離で鑑賞することができます。入場料は無料!
全ての絵は、例え1枚だけ来日することになっても、上野の大行列は間違いなし!というくらい素晴らしい絵です。
※ダリの「十字架の聖ヨハネのキリスト
道路事情
早嶋です。
エジンバラでレンタカーを借りてグラスゴーに移動。イギリスは日本と同様に左側通行右側ハンドルなのでオーストラリア同様に、日本人にとって運転しやすい国です。
一つ違う点を挙げるとしたらラウンドアバウトがあることです。イギリスの交差点は、信号機のない場所が殆どで、その代わりにラウンドアバウトがあります。これはロータリー式の交差点で、ラウンドアバウトを利用する場合は、進行方向に関係なく左にハンドルを切り時計回りに周回します。その中で行きたい方向を見つけてその道に進むという方式です。
オーストラリアで車を運転していた頃以来のラウンドアバウト。久々で戸惑いましたが、二三度利用して間隔を取り戻しました。
それからイギリスの道路は分り易く作られています。日本に国道や県道と言った道があるように、イギリスでは3種類の道があります。Mで始まる道、Aで始まる道、そしてBで始まる道です。
Mで始まる道は”Motorway”なので日本で言う高速道路です。例えばエジンバラからグラスゴーに行く時はM8を西に進みます。制限速度は70マイル(112km)で基本的に無料です。
Aで始まる道はMで始まる道以外の幹線道路です。日本で言う国道でしょうか。”Dual Carriageway”デュアル・キャリッジウェイと呼ばれ片側2車線の計4車線の道路で制限速度は60マイルから70マイルです。
そして、Bで始まる道です。こちらは車が1台通れる程度の道もあり、いわゆる田舎道です。最高時速は30マイル。エジンバラを出るとき、一度海沿いを走りましたが、このときBで始まる道が沢山ありました。Bで始まる道は田舎道だけあり、イギリスの豊かな風景を満喫することができます。
ホリルード公園
早嶋です。
ホリルードハウス宮殿の隣にホリルード公園があります。スコットランドによくある穏やかな丘ですが、トレッキングコースが作られていたので軽い気持ちで登ってみました。途中、意外に高いことを知りましたが、引くに引けなくて結局最後まで登りました。
高さ250mの丘、エジンバラ周辺を360度見渡すことができました。
表現の違い
早嶋です。
“The Palace of Holyroodhouse”ホリルードハウス宮殿。スコットランドにおける英国皇室の宮殿として利用されていて、王室メンバーがスコットランドを訪問する際はここに滞在するという施設。
その施設の敷地内に次のような看板が立っています。”Please keep to the pass”もし、日本だったら「立ち入り禁止」と表現するでしょう。入るな!という観点と道をそれるな!という観点。表現の違いはそのまま文化の違いを表わしていますね。
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