大きな文字

2008年9月29日 月曜日

早嶋です。



ブログ「クロスSWOT」分析で紹介しましたが、分析する場合は、まず自社でコントロールできない外部要因を見ていきます。次に、自社でコントロールできる要因を見ます。ビズ・ナビ&カンパニーでは特に、機会と強みを見て、機会を捉えて強みを活かして何が出来るか?に注目しています。



世の中の変化の中で誰が、どのようなことに困っているか?これを自社の強みで解決することが出来たら?これが「機会を捉えて強みを活かして何が出来るか?」の1つの考え方になります。



読売新聞の大きな文字。OS分析で分解して考えると次のようになるでしょう。機会としては、高齢化社会によって今後、小さな文字を読みにくいと感じる人が増える、です。そこに読売新聞の強みを活かしています。強みの1つ目、文字の大きさを自由に変えられる印刷技術を保持していたこと。強みの2つ目、発行部数1000万部を誇るため、クライアントに対しての交渉力が強かったこと。



2つ目の強みに関しての補足です。文字を大きくしても新聞の大きさは変わりません。従って、広告枠の大きさはそのままです。紙面が大きくなれば、広告の文字の大きさも制限を受けることになります。つまり、広告を出すクライアントにとっては、情報量が少なくなるというデメリットが生じます。読売新聞の2つ目の強みは、この点を踏まえても文字を大きくすることを実行する力があったことです。



読売新聞の大きな文字。単純そうで、新聞業界にとっては大きな変化であったと考えられますね。



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