アサーティブであること

2008年9月24日 水曜日

早嶋です。



憤怒近年、人間関係のあり方で、アサーションという手法が注目されています。本日は、アサーションについてコメントします。



人間関係の持ち方には3種類あります。アグレッシブ(攻撃的)、ノン・アサーティブ(非主張的)、そしてアサーティブ(主張的)です。アグレッシブとは、自分のことだけを考えて、他者に対しては配慮をしないやり方です。ノン・アサーティブとは、自分より他者を優先して、自分のことを後回しにするやり方です。そしてアサーティブは、自分のことをまず考えるが、他者にも配慮をするやり方です。



アサータィブであるために、簡単にできる具体的な行動としては次の3つが考えられます。1)伝えたいことは遠慮することなく言葉にして伝える、2)相手を否定する、或いは責めるような感情にまかせた表現はしない、3)表情や態度などの非言語表現や、語気や使う言葉も気を配る、です。



言うまでもなくアサーティブであることは望ましいです。しかし、アサータィブであることは、簡単そうで難しいものです。早嶋自身はサラリーマンのときはノン・アサーティブな人間でした。現在、仕事でお付き合いする人にも、そのようなやり方で人と接してる人は少なくありません。



なかにはアグレッシブな上司のもと、上司のご機嫌を伺いながら仕事をするノン・アサーティブな部下がいるかもしれません。言わずとよくない組織関係が想像できますね。そこで、経営者、或いは管理者になる人は、ぜひアサーティブな態度を身につけることをお勧めします。



以下にチェックリストを示します。少し、自身のアサーティブ度を調べて見てください。



■チェックリスト

①自分が言いたいことをはっきりと伝えることができずに我慢して、あとで嫌な思いをしたことがありませんか?

②言いたいことは言ったけど、相手の気持ちを考えずに一方的に押し付けてしまって、自分で嫌な気分になったことはありませんか?

③自分の感情に任せて相手を非難したり責めたりして、誰かとの関係を壊してしまったことはありませんか?



早嶋も同様の経験があります。以前はアサーティブな考え方やそのようなことがあることすら知りませんでした。アサーティブ以外の態度を取っていた原因の一つだと思います。現在は完全にアサーティブな状況であるわけではありませんが、誰かに何かを伝える場合は極力、アサーティブになるように意識しています。アサーティブといぐ概念を知ったことによって、少しずつ人との関係の持ち方がよくなっています。



ご飯を食べに行き、待っているとき、「いったい、何分待たせるんだ!」と思っているのになかなか言えず、モヤモヤしていました。しかし、今は、「何分くらい待てばよろしいですか?」と聞きます。待てなかった場合も、「ふざけるな!もう待ってられない!」とその場を黙って離れるのではなく(ノン・アサーティブ)、「悪いけど、時間がないからまた来ます。」と伝えてその場を離れます。これだけのことですが、これだけのことが人間関係を良くしたり悪くしたりするのです。



部下や友人、家族、周囲の人、行きずりの人、さまざまな関係の中でアサーティブにできることが、自分も人も気持よく生き、働くことにつながりますよ。



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