無料案内

2008年2月3日 日曜日

早嶋です。



「最近、目新しい製品・サービスはどのようなものがありますか?」という質問を創業セミナーの参加者に問いかけて見ました。



「エアコンの自動洗浄機能」「洗たくの代行」「家庭用の水サーバー」「子供や老仁人の送迎サービス」「中州案内所」「有機野菜の配達サービス」「電化製品の無料引取り」「親子で遊べるサロン」「24時間営業の医療サービス」「スーパーの無料配達」と様々な製品・サービスを回答してい頂きました。



これらの背景を考えると「従来、時間の制限によって行えなかったサービス」「職に対する不安」「老年人口の増加」「リサイクルするのにもお金がかかる」「治安の悪化」などと10年前には無かった世の中の変化から発生した製品・サービスであることが分かります。



例えば、中洲の無料案内所。この背景に見えるのは、従来と今のお客さんの変化。案内所のニーズが出ると言うことは、裏を返せば常連が減り、観光客や一見客が増加している様子が分かります。企業の接待が経費として認められなくなった背景、昨今の景気を良く表現しているサービスだと思います。



例えば、スーパーの無料配達。「買い物したはいいけど、もって帰るのが大変だ」、高齢者が多い地域では、無料配達をしてくれるなら利用しよう!と販売促進につながる可能性も考えられますね。



「その場で買った商品を後日、配送する」というサービスは、在庫を持たないで良いという企業側のメリットもあります。米国の洋服屋の例です。ネットショップ中心に展開している会社で、アンテナショップとしてモルタル店を作りました。特徴は、実際の商品をおいてあるのみで、欲しい場合は、やはりネットで注文をするのです。お客さんは、商品を実店舗で確認するだけで購入はネット。このように徹底することによってネットの流通を効率的に機能させることができて実店舗での在庫管理が不要になるのです。グットくるアイデアですね。



新しい製品やサービス。見つけたら、なぜ、そのような商品が流行るのかの背景を考えることは頭のトレーニングにもなるし、マーケティング発想のトレーニングにもなります。ぜひ、試してみてください。



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