フェルミ推定

2008年1月30日 水曜日

早嶋です。



これからBPSリーダー養成講座・ファイナンス編(最終回)です。4月からBPSでは強化コースとして、毎月マーケティングや営業、コーチングの講座を1日間で学ぶ!という企画をスタートします。詳しくはHPを。



マーケティングを行っていると、市場規模はいったいどのくらいあるの?といったシーンが良くあります。例えば、ゴキブリホイホイの市場規模は?キャビアの1日の消費量は?産業廃棄物のうちの廃石膏ボードの年間の埋め立て処理量は?などなどです。



こんなの分からないよ!と言えばそれまで。しかし、このような質問は、幼少の頃に皆さん良くしていませんでしたか?



夏の暑い日、ミーンミーンミーン。セミの鳴き声を聞いて、「この山に鳴いとるセミは何匹おると?」と幼い僕は父に問いかける。田んぼでカエルを見つけて、「日本にカエルが何匹おるかな?」と幼い僕は兄と考える。



父と兄と幼い僕。実際山に行って、鳴いているセミを見つける。例えば10本木が生えていたら、その中でセミは何匹いるか推定する。例えば15本に1匹の割合でセミがいたとすると、次は山に木が何本生えているか考える。ざっと面積あたりの木の数を数える。おうちに帰って地図を見て山の面積を予測する。面積から木の数をざっくり計算する。そして、木の数からセミの数を予測する。



このような推定はフェルミ推定と呼ばれます。要は分からない、データがない、という前に問題を分解して仮説を立てる。そしてその仮説を前提に解を推定する考え方です。



小学生の訓練は、今、とっても役に立っています。



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