WHOと中国

2020年2月1日 土曜日

早嶋です。

新型コロナウィルスのWHOの初動について各方面からコメントがあがっていますね。現WHOの事務局長テドロス氏はエチオピアの外務相と保険相を歴任しています。エチオピアは2015年11月に訪問しましたが中国資本がどっぷりの国で第二のベトナムといわれています。まさにアフリカの星です。

現在、エチオピアの体外債務はGDP比率の6割ほどですが、大半は中国からの融資だと考えられています。当然ながら、エチオピアとしては中国に恥をかかせることはできませんし、ましては中国の怒りをかうことは国の存亡を左右します。

このような背景を考えると、『忖度』の2文字を思い出します。中国家は巨大な経済構想の一帯一路の一環としてエチオピアもお前もか。となってもおかしくない国です。背に腹は代えられないのでしょうね。

しかし、「私の中にあなたがいる」でも書きましたが中国の巧妙な戦略は今回のような事象を捉えるとリスクそのものだと言うことがわかります。日本は相変わらず中途半端な意思決定と対応とスピード感です。基本的には自分自身と家族のことは自分で守る覚悟が必要なのだと改めて感じる事件だと思います。



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