過去から未来

2007年8月31日 金曜日

早嶋です。



今日のビズ・ナビは、頂き物のお菓子で溢れていました。しかし、ビズ・ナビ、夕方にはキレイになくなっています。殆どは、私が食べました。



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『AG以降の世界経済は、インターネットの影響によってドックイヤーという言葉が使われています。犬は人間に対して7倍のスピードをとることを例えているのですが、世の中のスピードが今や、2ヶ月3ヶ月でどんどん塗り替えられていることを象徴した言葉です。』と言う内容を、ドックイヤーというタイトルで書いたことがあります。



時代は変化すると言いますが、その時代の渦中にいても、平穏な日常生活を送っていたり、特定の分野の限られた範囲でしか行動をしないような職業に従事していれば、時代の変化を感じない場合も多いでしょう。



上記の人に限らず、多くは、自分の人生の中でかかわる分野は、世界というくくりで考えるとごく僅かかもしれません。しかし、社会全体のなかでは、自分のかかわらない分野は圧倒的な数にのぼります。様々な要因が絡み合い、反応を起こして、積み重なり、結果として社会は大きく変化します。



戦後の日本では、1軒に1台の自動車がある米国の生活を夢のように感じる日本人が多くいたそうです。しかし、今では1軒に1台どころか、それ以上の所有をしている家庭も珍しくありません。このような事実から、「一人ひとりの人間の頭のなかで形成される未来のイメージは、現実に到来する社会の像よりも、物質的な面では常に遅れる」と語られます。これは、通常の人間は、物質的なモノの変化や進歩、時代の変化についていくことが苦手であると言うことを表しています。



そうは言うものの、時代は確実に変化しています。そして、AG以降、そのスピードは加速的に早くなっています。過去には考える事が出来なかった変化が、次から次に早いサイクルで起こります。



上記の絵は、「仮説思考:飛岡健著」を参照に作成したものです。これまでの世界は、過去に起きたことを丹念に調べていくことで、未来を調べることが出来ました。つまり、経験則によって、ある程度未来を予測する事ができていました。ところが、現在では、過去、現在、未来の部分で一致する部分が極端に少なくなったので、過去を丹念に調べても未来が見えないのです。



ドックイヤーと比喩される世の中、次に何が起こるのだろう?と仮説を立てながら行動を起こし、検証を繰り返すことを、内在化していくことは、必須なのかも知れませんね。





















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