街コンの提供価値

2019年7月10日 水曜日

早嶋です。

経営コンサルティングの商品は何でしょうか?街のコンサルティング(街コン)が中小企業や中堅企業の経営に関与する立場の人に提供する価値は何でしょうか。

多くの方が、戦略の方向性であったり、具体的な収益確保の取り組みであったりと考えるでしょう。場合によっては採用に関わる仕組みを構築することや、組織の評価制度を整備することかもしれません。製造業であれば、従来のサプライチェーンの取り組みをITを導入して効率的な製造の仕組みに変えることかもしれません。そういう意味で、街コンが解決すべきは、経営者が抱えている問題でしょう。

大企業(例えば、従業員が300人以上いるような企業)であれば、そもそも自社がどのような方向性に進むべきかを決め、或いはそのような方向性を決めるための議論をする相手がボードメンバに揃っています。しかし中堅、中小企業は見た目上のボードメンバ(役員や幹部)はいますが、実際は社長とそれ以下というような形式が多く、ビジネス・ケースのように喧々諤々と企業の今や未来について議論する場面など皆無なのです。

その規模の社長は、自身が最も稼ぐプレイヤーであり、ボードメンバ含む周囲の社員は社長と正面から議論することもできないし、とてもとても社長と同じレベル感で何かができる気の利いた社員も存在しません。良い意味でのトップダウンかも知れませんが、どんなに小さな会社の社長であれ、社員が一人でもいれば、何か方針を考えたり変えたり、何かに引っかかったりした場合、社長以外には理解できない悩みがあり、それが小さなストレスから積み重なり、常に脳を刺激しているものです。

それでも中小企業や中堅企業の社長がすごいところが、そのようなものを吹き飛ばすかのごとく、会合に出て、ゴルフをこなし、人によっては夜の接待も楽しんでいます。それは、そのような悩みやストレスを上手く言語化できないせいもあるのです。

もし、ある程度、そのようなことを言葉に表すことができても、誰に相談してよいのか分かりません。多くの経営者は業界のことについては詳しいのですが、業界同士の社長と実質的な商売の話や戦略の意見交換等は驚くほどしていないものなのです。したがって、これまで自分たちが行っている手法や行動や取り組みが良いのか否か。そのような視点で見渡すことも中々珍しいのです。

街コンのしごとは、この悩みに対して共感して、理解を示し、方向性を長期的に整理しながら、実際に解決していくことです。そのためには、定期的に社長の時間を確保して、繰り返し、しつこく、社長と企業の過去から現在、現在から将来の方向性を絶えず議論することです。信頼がおけるコンサルであれば、徐々にペースが出てきて、社長が考えている漠然とした考えが、街コンによって言語化され、視覚化されます。

そのため、在りたい姿がおぼろげにも見えて来て、現状とのギャップが視覚化されます。つまりフワフワした状態から問題が浮き上がって行くのです。

そのためには街コンは、べったりと実務をこなし、企業の中に入ってしまうのは危険です。どっぷり中に入ると直ぐに見えなくなるし、他の社員と同様にやはり社長の顔色を伺うようになります。そうなると対等に言いたいことが言えなくなり価値がなくなります。

街コンの商品は、社長の時間を定期的にしつこく確保して、その時間に必ず将来の話をして、過去の取り組みや行動を振り返ることです。そうすることで確実に定期的に将来に対しての議論ができ、現状とのギャップが見えて来るので、何を今すべきかが常にクリアになっていくのです。

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