ディスカッション

2007年7月31日 火曜日

早嶋です。



社内であれ、顧客との打合せであれ、営業先であれ、ディスカッションは様々な場面で行われます。そんな中、改めて、ディスカッション・スキルについて考えたことがありますか?



ディスカッションは、コンサルを行う上でも、とても重要なプロセスです。もちろん、社内でのディスカッションであってもそれは変わりませね。社内でのディスカッションは、例えば上司と2人で意見交換をする場合や、何かに行き詰ったときに、プロジェクトやチーム・メンバ以外の人と自由に話をする事があります。また、顧客とのディスカッションではプロジェクトの進捗や打合せ、報告などと、考えただけでも、あらゆる場で必要な基本的なスキルです。



そこで、ディスカッションの目的を早嶋なりに考えて見ました。

1)問題の発見

2)考えの進化

3)仮説の検証の場

4)納得性の形成の場



1)問題の発見

ディスカッションを通して、お互いが気付いていない問題を発見することがあります。話をする事によって、重要な問題を認識すると言った経験があると思います。



2)考え進化

仮に、何らかの考えがあった場合、ディスカッションを行なう事で、その考えを進化させることです。ディスカッションを行うことによって、あらかじめ準備しておいた考えを違う視点で見たり、逆説的に考えたりするでしょう。そのような仮定で、更に自分の考えを進化させることが出来ます。



3)仮説の検証の場

考えの進化に近いですが、仮説、今一番正しいとされている答え、を検証し、構築することです。ここでは考えを進化させることより、仮説の検証におもきをおきます。



4)納得性の形成の場

導き出した考えを、リーダーや担当者、意思決定者に提言し納得してもらわなければ、どんなに素晴らしい考えであっても仕事の上では役に立ちません。納得性を前提にしたディスカッションも必要ですね。



ディスカッションは、社内外にかかわらず頻繁に行われます。そこで、早嶋が重視しているディスカッションのポイントを最後に紹介します。それは、「ディスカッションを報告の場と捉えるのではなく、議論の場と捉えること」です。議論の場と捉えると、当然、未来志向になります。ディスカッションを行うときに、答えを相手からもらおうと考えるのは虫が良すぎます。そのために、こちらからも相手に対して有益な情報を提供する事も基本事項として考えています。



「議論」とすると、勝ち負けを考えそうですが、あくまで先に示した目的が前提です。相手を論破するのではなく、仮説を検証したり、考えを進化したり、より良い解決方法を導き出すために行うのがディスカッションだと考えます。



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