若者の合理性

2019年5月9日 木曜日

早嶋です。

最近の若い世代は、お金の使い方を知らない。すべてシェアで、借金覚悟でモノを所有する喜びを知らない。私も、どちらかと言えば、『おっちゃん世代』なので、同じようなことを思うことが多々あります。

一方で、当たり前ですが、今の時代に適応しているのは、『おっちゃん世代』ではなく、若者です。若者は、スマフォ片手に情報を手に入れることができます。一方で、生まれてからずっと、せっせと働いている両親を見ています。その一方で一向に生活が改善されたり、成長する経験をつくこともありません。

一生懸命頑張っていくよりは、適当にゆるく、適応したほうが良い。と考えるのも自然だと思います。従って、バブル世代の名残で欲丸出しの人は特にカッコいいと捉えることもなく、それでいて欲がなく若者の考えの中での合理性がカッコいいのだあと思います。

しかし、生き物ですので年齢や時代に関係なく自己顕示欲はあります。昔の『おっちゃん世代』はモノを所有すること、しかも本物とか高いものを持つことで自分をマウントすることがカッコいいと思っていました。しかし、今はファストファッションで良く、行けている自分もスマフォに映る半径30cm程度のエリアで充足されます。一方で、自分のその限られた世界を世の中にアピールする欲は昔の『おっちゃん世代』よりも高く発信することで自分を示す傾向が強くなっています。

スマフォやSNSなどの近年のテックがその要因でしょう。彼らの合理性は、スマフォの契約を見ていてもわかります。少ない可処分所得であってもスマフォは50G程度の容量を契約しています。生活の中で1秒でもネットと遮断されるのが恐怖で4Gになったことで、優先の通信安定よりもスマフォの契約のほうがスピードが早いし安定しています。従って家庭でネットを引くことをせずに、毎月50Gをきっちり使い切る生活にシフトしているのです。

これを考えると、若者がテレビを見なくなることも納得です。ちなみに500Pの中画質程度の動画品質で1Gで2時間程度です。従ってYoutubeだと50Gあれば100時間は有に見れる換算になります。そりゃテレビを見ている暇など無いですよね。



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