IITの採用活動

2019年1月15日 火曜日

早嶋です。

IT人材の最高峰はインド工科大学(IIT)です。世界の名だたる企業は12月頃に採用活動で同地を訪れるようですが、近年は日本企業もちらほら目立つようになっています。しかし、世界一の人材、その獲得と条件に日本企業は手も足もでないという状況です。

理由はいくつかありますが、給与や条件面が特に強いでしょう。メルカリ、ヤフー、楽天、日立などが活動をしているようですが世界の名だたる企業が提示する給与は1,500万円を超えています。そのような企業はマイクロソフト、アップル、グーグル等々です。知名度でも技術でも待遇でも日本企業を遥かに超えています。

更に、IITの採用活動は、昨年までの実績で面接の順番を割り当てられるようで、高待遇の企業ほどまだ内定が決まっていない学生と早く条件交渉を行うことができます。日本企業は、常に3番目くらいの順番なので、ここでも状況が不利なのです。

給与は、日本企業独特の年功序列と組合があるでしょう。採用する人よりも新卒が給与が高い。先輩よりも部下が給与が高い。きっと日本の組合ではしばらく受け入れられない概念だと思います。しかし、本当のAI技術者は1,000人分くらいの仕事をこなすポテンシャルを有にもっていますので、1,000万円クラスの給与は比較的に安価であることは少し頭を冷やすと簡単なのですが、古い体質の企業はそれが理解できないでしょうね。

採用に対してのジレンマが続く日本企業です。



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