人は感情で動く

2019年1月10日 木曜日

原です。

人を動かすのは、それが正しいか間違っているかの理屈、すなわち論理思考だけではないです。参加したい、商品を買いたい、サービスを受けたい、守りたい、助けたい、褒められたいなどの人の感情を動かすことが必要です。

事例を述べると、先日、私は日本の着物を買いました。
ある用事で着物の有名店の前を通り過ぎようとした時、ショーウィンドウに展示されていた着物を見て、「格好良い」が脳に刺激を与えて、これを自分が着たら「格好良くなるかな」と直感が働き、この着物がほしいという感情が高まりました。その時は、着物の買い物が目的では無かったため、買いませんでした。
時が経てば着物がほしいという感情は薄れるのではないかという思いもありましたが、「着物を着て演劇でも鑑賞したい、街を歩いてみたい、食事をしたいなど」の感情が高まる一方でした。
数ヶ月してから、お店に行き着物の説明を受けました。私からの質問の内容は、デザイン性だけでなく理屈的な内容で、「素材、機能性、用途、購入後のアフター、価格など」でした。お店の店長さんからは、作り手の手間と思い、希少価値も説明頂きました。私の感情は更に高まり、総合判断により着物を買いました。

デザイン性重視で買う人もいるでしょう。機能性重視で買う人もいるでしょう。私の場合は、直感(感情)と客観(論理思考)と共感(感情)の流れにより、着物を買うという行動につながりました。
今は仕立て段階ですが2ヶ月後には、着物を着ているシーンが実現します。
もしも、着物を着ている姿を知人や友人が見て、「その着物格好良い、お似合い」などと言われたら、私の満足度は高まり着物ファンへと進展してくのでしょう。
ビジネスの世界では当たり前のことですが、お客様を喜ばせることが上手な人にはファンがいます。人の感情に響くようなモノやサービスを創造し提供することで、ファンを育てることが必要です。

弊社主催の月次セミナー「わくわく塾」では、参加者の皆様が仕事など豊かな人生を過ごしていくために、論理力・創造力・共感力による課題解決をテーマに開催していきます。ご参加よろしくお願いします。

2019年は、「直感、理屈、行動」で、お互いに豊かな年になるように仕事に取り組みます。
今年も宜しくお願い致します。



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