数字あそびは結構重要

2018年8月17日 金曜日

早嶋です。

中経のターゲットである利益。トップが10億といえば、経営企画は10億になるような数字を「創る」必要がある。でもって、その組織が強烈にトップダウンであればよいのだが、案外とみんなのことを聞きながら方向を決めるんだ!といいつつ、敢えてリーダーシップを発揮しない場合、結構現場は結構困る。

若手は10億よりも大きな数字を見積もり、現在進行系のマネジメントは10億よりも小さな数字を積み上げる。大きい場合は読みが甘い!とか、コストの中身を理解していない!とか、他のビジネスモデルと自社では特徴が違うので熟慮しなさい!とか。小さい場合は、ビジョンが足りない。視野が狭い。極端な場合は怒り出す。

でも、これってある意味良い儀式かと。少なくとも数字を意識した場合に、それが妥当なのか?という目でこれまでの仕事を離れて会社全体でみてみる。トップや経営陣が真面目に全体間を捉えて議論をしているところに、現場やマネジメントのエッセンスを入れる。少なくともトップがどちらにせよ茶々入れることで、現場はそれ以上に真剣に考え、最終的にはその数字に対してある程度の納得感と自分たちも数字を創るのにコミットするという大きな成果を生むからだ。

今は、コンサルという立場でトップとマネジメントと現場の3方向に出入りして全体を俯瞰できるので良いが、十数年前に現場で数字を弾いていたときは、そんなに全体感なんて持てなかったから、やはりトップにある種の不安を持っていた。従い、その種の不安を払拭して、自分たちもその世界にいくための訓練だよ!と場の勢いをつけることも結構重要な儀式だと思っている。



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