国債

2018年1月26日 金曜日

早嶋です。

低成長なら国債発行。財務省は18年度の予算をもとに21年度までの財政見通しをまとめています。経済成長が1.5%の場合、新たに国債を発行して21年度までに35.4兆円まで増やす。3%成長を達成すれば国債発行は増えないと。

うーん。成長率で国債発行をシミュレートするのは重要だが、そもそもプライマリバランスをゼロにするための政府の戦略が乏しい。経済成長は政府がコントロールできると考えると財務省の1.5%と3%のオプションでの国債発行をシミュレートすることは参考になる。

で、どうだろう。2000年から、1.5%を超えている年は2000年、2003年、2004年、2005年、2007年、2010年、2012年、2013年、2017年。3%超えは2010年のみ。

今年に入って、海運3社の業績、経済界の報道とうとう、明るいニュースは確かにあるが、足元として日本と他の国は異なっている。となると1.5%を超えても3%を超える成長を21年まで行うとは考えにくい。ということは国債を発行する方向性は規制路線として考えて良いと思う。

2000年:2.78%
2001年:0.415
2002年:0.12%
2003年:1.53%
2004年:2.21%
2005年:1.66%
2006年:1.42%
2007年:1.65%
2008年:-1.09%
2009年:-5.42%
2010年:4.19%
2011年:-0.12%
2012年:1.50%
2013年:2.00%
2014年:0.34%
2015年:1.11%
2016年:1.03%
2017年:1.51%
※IMF World Economic Outlook Database



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