原因論ではなくワクワクする目的論

2018年1月8日 月曜日

シニア・コンサルタントの原です。

皆さんは、「アドラー心理学」という学問を知っていますか?
アドラー心理学とは、フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称されており、アルフレッド・アドラー博士の創始した心理学です。
アドラー心理学をシンプルに説明すれば、「原因論」ではなく、「目的論」を考え、実行する心理学です。「原因が特定されたところで、必ずしも行動できるようにならない。どうすれば今よりも上手くいくのか?」に意識を向けています。

ある人がたずねました。「人生の意味は何ですか?」
アドラーは答えました。
「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。」

アドラーのメッセージには、下記の意味が込められています。
他人からどう思われているかを気にかけ、「嫌われたくない」という思いで生きるのは不自由なことであること。
「分からない」、「できない」を恐れる必要はないこと。
人間関係は優劣のある「縦の関係」ではなく、対等な「横の関係」であること。

私は、自分で決めて行動するためには、自分の「欲望」に向きあう勇気が必要だと考えます。
脳科学の世界では、「欲望」を「ワクワク」と表現することが多いです。
行動したいなら、感情と行動を司る「ワクワクする脳」にアプローチする必要があります。
だからこそ、まずは「自分の欲望」が何なのかを知ることから始めるべきなのです。
2018年からは、「自分が本当にやりたいこと」を1分でも良いので、毎朝または就寝前に考えてみるという第一歩をお勧めします。



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