ターゲットが曖昧

2017年8月29日 火曜日

早嶋です。

ラポッシュはベビー服のレンタルサービスを開始した。国内の製造工場に製造を委託して、同社は肌触りなどの品質にこだわった商品を展開するようだ。金額は月額9,800円で、ポロシャツやスカートなど毎月4品をレンタルするそうだ。

違和感を覚えた。チャンスとしては、子供服は成長が早くて過ぎにサイズ感が小さくなることから購入するのに躊躇いを覚える消費者をターゲットとしている。が、同サービスを考えると1着2,500円相当、しかもレンタル。ノーブランドであれば程よい品質は十分に購入できる金額だ。かりにサイズ感や品質以外を求めるとしたら親が抱くブランドイメージが重要になる。子供服は子供が買うわけではなく、親のエゴでの購入だからだ。

ボンポワーやプチバトーやラルフ・ローレン、国内だとミキハウスやファミリア。月額1万円を出せる層は、ノンブランドで満足するだろうか?

同社は、徐々に製造委託先を広げるようだが、需要の見積と金額感から合わないと思う。廉価版の月額5,800円ではブラウスやワンピなどのジャンル指定はできるがデザインや色の指定が出来ないという。誰が頼むのだろうか?子供の服を気にする層は、色の組み合わせや、兄弟でのコーディネート、親とのコーディネートまでを考慮する。そもそも、そのような楽しみをしない層は、5,000円も払わないだろう。



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