広げてみて絞り込む

2016年11月24日 木曜日

原です。

新規事業の立案や問題解決などで必要なことは、「広げてみて絞り込む」という視点です。発散と収束、選択と集中、仮説と検証という言葉にも類似しているように、誰でも知っている考え方です。

しかし、多くの企業の企画や事業計画は、現状の延長という現状とあまり変わらない内容です。他の選択肢や代替案を考えようとはしないのです。
担当者に質問してみると、「頭が固くなっている。今まで現状のやり方でがんばってきた。」などの回答が返ってきます。
案外、「広げてみる」という発想に慣れていないというのが原因のようです。
慣れていない原因を掘り下げてみると、発想の方法を知らないも1つの原因として考えられます。

アイデアを広げてみるには、漏れなく重なり無く3つのカテゴリーに分けて自由に書き出してみることです。
例えば、「社会動向、市場動向、自社の経営資源」による経営を取り巻く環境の分析から、世の中の変化の兆しや自社の強みを洗い出すだけでも、多くのアイデアやアイデアとなる要素が出てきます。

「アイデアだけでは、ビジネス展開は困難」と言われる方もいます。もちろん、アイデアを広げるだけでは解決にはなりません。アイデアを広げたら優先すべきアイデアを選択していくことが必要です。
例えば、新規性や実現可能性を縦と横にした軸からなるマトリックス図により、自社が最優先に行動していくアイデアの選択が意思決定できます。

このように、「広げてみて絞り込む」というシンプルな発想と意思決定を何度も繰り返すことで、新規事業や問題解決の解決策立案の精度は高められるのです。

新規事業展開やビジネスでの問題解決でお困りの事があれば、弊社ビズ・ナビ&カンパニーまで、ご連絡をよろしくお願いいたします。





コメントをどうぞ

CAPTCHA