アイデアの出し方

2016年2月3日 水曜日

早嶋です。

アイデアを出すことに対して、多くの方々が自分にはできない、難しいことだと思っています。

よくあるのが、
1)正解を気にするあまり、発想が出来ない。
2)すぐに自分の考えを抽象的にまとめがち。
3)他人の意見と自分の意見を同じだと勘違いする。
4)自分のルールを無意識に使っている。
5)ことばにしないでアタマの中だけで作業をする。

1)正解を気にするあまり、発想が出来ない。
全てのことに対して◯と☓があると思ってしまっています。きっと、小学校から始まった義務教育のマイナスの効果でしょう。自由に発言しても先生から間違いというレッテルをはられると、怖くて発言することが嫌になります。しかし、自由なアイデアにそもそも正解などあるはずがありません。

2)すぐに自分の考えを抽象的にまとめがち。
アイデアを沢山出す人ほど、ちょっとした、些細な違いを気にして、具体的にアイデアを広げていきます。一方で、多くの人が抽象度が高い概念で発想をとどめ、それ以降、自分のアイデアを具体化していく作業を怠ります。

3)他人の意見と自分の意見を同じだと勘違いする。
人は自信が無い時に、人のアイデアに巻かれるものです。従って、本当はちょっと、あるいは結構違うアイデアなのに、誰かのアイデアと自分のアイデアが同じと勘違いさせることで心の安定を得ようとします。

4)自分のルールを無意識に使っている。
この領域で、この制約条件でものごとを考えなければならない。と勝手に思っている場合です。そして、その無意識に考えているあまりに、自分が縛られているルールの存在を知りません。ですから、気がつくことがなく、その枠組の中で思考を張り巡らせています。

5)ことばにしないでアタマの中だけで作業をする。
考えることをアタマの中だけで行うと、意外といろいろとアイデアが出ていることに気が付きますが、いざ言語化するとできていない。これも脳みそが勘違いしている場合が多いです。実際に、視覚化して書いてみて、その家庭で更にアイデアが収束と発散を繰り返し、じわじわと養生される感じです。

では、どうやったらいいの?私が思うに、一番重要なことは、先ずは自信を持つことです。自分のアイデアは出るんだ!って。

次に、アイデアの質を周りの人と比べないことです。昨日の自分や過去の自分の考え方と比較して、それよりも前進したら良しとします。良いとか悪いとかは相対的なもので早い段階に比較してくじけて自信を失う必要などありません。

そして、常にアイデアを言語化して見えるようにしていきます。ずっと自分の考えを言語化して見えるようにしていれば、自分の考え方の癖や方向性が見えてきます。そうなるとしめたもの。自分にとっての新しい考え方とは、その癖や方向性の対局の考えを持てば良いのです。

最後に、アイデアはいきなりでて終了するものではありません。常に考えて意識している。それを繰り返しているから沢山アイデアが出ているのです。人は他人の苦労なんて見えませんので、アイデアを出す人はすぐにひねり出すと思ってしまいます。そんな人は多分いないでしょう。継続することがやっぱり重要ですね。



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