答えを出す考え方

2015年12月7日 月曜日

原です。

仮説思考という考え方があります。
仮説とは、現時点で最も答えに近いと思われる「仮の答え」のことです。

業績の良い経営者やビジネスマンに共通している特徴は、一般の人よりも答えを出すのが早いことです。
なぜ、一般人よりも答えを出すのが早いのでしょうか?

知識や経験、対話、手元にある少ない情報から、仮の答えとなるストーリーを描くことに長けているのです。そして、仮の答えを実験する失敗を恐れない勇気と行動の速さ、行動の結果を振り返る謙虚な姿勢があります。

一方で、答えを出すのが遅い人は、無駄な情報収集に時間をかけ、情報の洪水に悩まされています。つまり、答え探しに時間をかけているのです。答えのない時代に答え探しに時間をかけたところで、出る答えは現状維持または他事例を真似するだけです。
答える力を身に付けるコツは、答え探しではなく、少ない情報の中から自分の頭で仮の答えを考え、失敗を恐れずに行動して振り返りながら答えを創りだすことです。

理科の実験のように、仮説⇒実験⇒検証を繰り返すことで能力は向上していきます。
一般人が9割を既存情報に頼るのに対し、仮説思考型は2割程度しか情報に頼らないとも言われています。

答えを出すには、不正解を気にせずに仮の答えを早く考え、フィードバックにより揉まれながら答えに近づくように進化させることが必要です。
そのためには、行動と検証の技が成功の鍵となります。
仮説思考により、経営者やリーダーに欠かせない先を読む力、少ない情報で意思決定する判断力決断力が身につけられます。



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