遠回りなショートカット

2015年10月23日 金曜日

昨日は、佐世保でコンサル、波佐見で打ち合わせ後、夜にながせ陶房(http://wataruno.exblog.jp)でご馳走頂きました!陶芸家の長瀬渉さんは、全国から人が集まる場になっている波佐見の「西の原」の仕掛人でもあります。そして釣った魚を、より魚らしく陶芸で表現することを生業としています。

たまにお会いしては雑談しています。業界は違えど同じことを考えているので時間を見つけては遊びに行っています。

近年の起業の仕方、新しい取組に対しての態度に変化があります。要領よく手っ取り早く始める人が多いという話題です。情報、ノウハウ、ハード。昔と違ってすぐに手に入り、はじめから失敗しないでショートカットして成果を出す方法がいくつもあります。そして、そこに飛びつく人は、それで成功すると思うのでしょう。
しかし、それはものすごく遠回りな取組だと思います。ゼロから1を自分で行い、経験し、試行錯誤する。そこから本質をつかむ。その経験や取組があればこそ、世の中に溢れている情報や、ノウハウ、ハードがより理解でき、自分が活用できる部分、不要な部分が選定できるようになると思います。

一番のメインディッシュをつまみ食いして、その食事は美味しいか。その食事が生まれる背景や文化、そしてエピソードがあるから、その食事が更においしくなる。自分で作って、実は難しい部分が多々あることを知っているから、その食事のつくり手に敬意を示す。そんなことがあるのではないか。

真夜中にコーヒーを飲みながらわいわい話しました。



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