小規模資本からのイノベーション

2015年9月29日 火曜日

過去の取組から、世の中の経済環境を好転させるためには、「戦争」「インフレ」「イノベーション」がありました。

「戦争」は歴史的に実際に起こり経済が好転するキッカケになったが、これは良くない。本質的なところでは全てをゼロリセットするということだけが参考されるべきで、その他の被害を考えると検討すること自体ありえないと思う。

「インフレ」はQEの世界的な失敗で見込めない。(QE:量的金融緩和政策で、金利の引き下げではなくて、中央銀行の当座預金残高を拡大させることで金融緩和を行う金融政策。これまでの理屈では金利を下げると経済が刺激されてお金を借りて使う人がでるということで景気が回復していた。しかし、深刻なデフレに陥って、政策金利をゼロまでしても効果が出なくなった。これまでの歴史的な部分に人間の心理が冷えきった状態ではお金を使わなくなったという意味で感情を経済の尺度に考えるキッカケを与えていると思う。)

となれば選択肢は「イノベーション」。イノベーションは革新をもたらす技術、製品、アイデア、仕組み等を通じて社会をより良くすることですが、これによって世界経済を救う手段しかのこされていないことになる。

これを起こすムーブメントの中心は中小企業だと思う。イノベーションは特徴柄、これまでの考え方の延長でない場合がおおい。従って、安定した大きな組織ではその変化の兆しを断つ方向性に力が働く。1980年台以降に仕組みを構築した大企業は、あの手、この手と表面的な取組を変化させてはいるが本質的な変革は行っていない。それでもなんとか食っている。

このような組織から、全く過去を全否定する取組や行動が発生しても、多くの経営層や意思決定層が否定させざるを得ない。従って、明日はなくなるかもしれないという組織の方がイノベーションは起こりやすいと考えている。

いずれにせよ、これまで通り通り一遍等の同じ方向を目指して、一つのやり方を徹底的に効率的に行う手法は通じなくなる。



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