2014年のノーベル物理学賞

2014年10月8日 水曜日

早嶋です。

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2014年のノーベル物理学賞を、省エネで長寿命の次世代照明に使われる青色の発光ダイオード(LED)を開発した3人に授与すると発表した。LEDは1960年代に赤や緑が開発されたが、光の三原色のうち青は素材の結晶作りが難航し「20世紀中は無理」と言われた。名古屋大教授だった赤崎氏は、天野氏とともに世界中の研究者が手を引いた窒化ガリウムの結晶化に挑戦。実験を繰り返し、結晶を作ることに成功。89年、世界で初めて青色LEDを実現した。その後、日亜化学工業(徳島県)の技術者だった中村氏が窒化ガリウム結晶の大量生産技術を独力で開発し、明るい青色LEDを作った。中村氏は青色半導体レーザーも開発し、それぞれ世界で初めて製品化された。
ーー引用終了ーー

青色発行ダイオード(LED)によって実例化された事例は多々あり、これまでほど日常生活にインパクトを与えた発明は珍しいと思います。

■実用化された例
・屋外の大型ディスプレーや信号機
・DVDより大容量のブルーレイ・ディスク
・白色LEDは、白熱電球や蛍光灯に替わり急速に普及、高い節電効果を挙げている。

今回の受賞は、当たり前のように普及していた商品が実は日本の高い技術力が背景にあることの証明になったと思います。
また、見習うべきは20世紀中には無理と言われた開発に対する研究者1人ひとりの情熱でしょう。

グーグルはあらゆるモノを整理することに取り組んでいます。
トヨタは交通事故ゼロ実現に向けて取り組んでいます。
ソフトバンクは、人生最大の悲しみである孤独を減らすために情報革命で人々を幸せにすることに取り組んでいます。

経営者にとっても20年40年先を見据えた、そんなことは不可能だ、的な想いを払拭する構想を具現化するためのイメージをもつ。
そして、その実現に向けて、経営の方向を舵取る。
ということが改めて重要だと感じました。



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