銀行業界

2006年12月25日 月曜日

早嶋です。



本日の日経に、以下の記事がありました。



以下、日経抜粋——

三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行は25日、生体認証ICキャッシュカードの申込時の初回利用手数料と5年ごとの更新時利用手数料を2007年1月4日以降無料にすると発表した。既に発行している生体認証ICキャッシュカードについても5年ごとの更新時利用手数料を無料にする。

—抜粋、終了—



各銀行では、相次いで生体認証機能つきのICキャッシュカードを発行しています。みずほ銀行は、指先の静脈パターンで本人を認識するタイプ。上記の三井住友もみずほ同様に指の静脈を使った生体認証です。両行は、連携して生体認証キャッシュカードを、日本郵政公社のATMと相互利用できるように知る方針です。



一方、三菱東京UFJ銀行は、手のひらの静脈で個人を識別する方式を取り入れています。生体認証の方式が大きく2つに分かれています。



調べたところ、どちらの認証方式にも一長一短があり、どちらが優れているということは、結論が出ませんでした。ただ、ATMによって使用方法が異なるのは、消費者サイドとしては不便ですね。



今回の三井住友が打ち出した手数料無料は、従来のICキャッシュカードに比べて高いセキュリティーを確保した生体認証ICキャッシュカードの拡大利用をつなげるためです。



と、説明した記事なのですが、そもそも、なぜ手数料を無料にしたことが話題になるのでしょうか?もっと言えば、なぜ、銀行は自分のお金を引き出すための手数料を利用者から取るのでしょうか?



ATMを利用するためにのシステムの維持費を利用者が負担していると考えるとそれでよいのでしょうか?例えば、自社のシステムの運用を利用者に任せる業界など他の業界どこを探してもありませんね。鉄道の切符を買うために、運賃以外に購入手数料などとってないですもんね。



おかしな話です。



仮にシステム維持費のための手数料とした場合、なぜ、各社が方を並べて105円とか210円とか同一の料金を取っているのでしょうか。システムの規模や中身が違うと、維持費も変わってくるはずですね。



不良債権の処理が終了して、銀行は今、過去最高の業務純益を上げています。バブル後の処理に伴い、多くの銀行が法人税を払っていないという話題も出ています。銀行だけが特別な業界で良いはずがありませんね。



銀行に関わる手数料、全面的に消費者は声をあげるべきだと思います。



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