フィリピン紀行② 経済と交通

2013年2月11日 月曜日

2011年の実質GDP成長率が3.9%なのでOECD平均3.5%よりも若干高いスピードで成長しています。通貨単位はペソ。100ペソで200円より少し高いくらいのレートです。一人あたりの名目GDPが2400ドル程度ですので、日本と比較するとまだまだ貧しい国であることが分ります。

ILOの調べでは、2011年のフィリピンの平均年収は約48万円、24万8千ペソです。クライアントのお抱え運転手の月収が2万ペソ(別途随時チップやお小遣いで1割から2割は貰っているかな?)で、フィリピンでは高い方。

平均なので実際の平均年収の中央値はもっと低いと思います。そこで、根掘り葉掘り色々な方に聞いてみました。すると高級取りは大学教授でが平均1.5万ペソから2万ペソ。学校教師で1.2万ペソ前後。バスの運転手で5,000ペソ前後。ホテルの受付とかで4,000ペソ前後です。ということは、給与格差がかなりあるということですね。

月に9万ペソ以上とっている人々が人口の15%程度、6万ペソから9万ペソが10%程度、3万ペソから6万ペソで3割程度。ということは、平均的な給料以上取っている人が半分くらい。後は、それ以下ということで貧富の格差が激しいことが想像できます。

アジア圏どこに行ってもそうでしょうが、通りを歩けばベンツ、BMなどの高級車の脇に、ぼろぼろのタクシーやトライシクルと言った現地独特の乗り物が混在しています。庶民の足となっているジプニーという乗り物のは10ペソ前後でだいたい目的地まで行けます。トライシクルは、現地の人であれば最低6ペソくらいからで、4人から6人くらいが詰め手乗っている風景をよくみます。

バスだと20ペソ前後でマニラ市内なら何処でもいけるでしょう。これがタクシーだと初乗り40ペソから70ペソで500メートル前後を過ぎると以降300メートル毎に3.5ペソから4ペソが課金されます。急に割高感たっぷりの価格帯になります。因にガソリンの値段が1ℓで55ペソくらいなので、日本とあまり変わらない価格です。

マニラの都市を周回する高架鉄道は、大体1回で15ペソくらいを渡すとおつりがきます。電車は6分から8分くらいにくるので、大まかな移動を高架鉄道で動き、タクシーという手は環境客に取っては便利でしょう。ややこしい場合はプリペイドのカードがあって60ペソくらいからチャージできるようです。



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