なぜ?なんのために?

2012年6月25日 月曜日

早嶋です。

企業の存在意義。why?に対するこたえ。何故、その企業なのか?これはマネジメントする側にも、そこに従事している側にも共通の認識を持つべきテーマだと思います。全ては存在意義に基づいて、その意義を達成したいから組織が同じ方向を持つ。同じマインドでいるから集合知を生み出す。理念が無い会社は魂の無い仏様のような感じですね。

先日、IKEAに行って来ました、新しく福岡に出来たお店です。対象はヤングビジネスパーソンでしょうか。自分で選んで、運んで、組み立てます。家具のデザインはとても良いですが、そんなに耐久性はありません。徹底的にスカンジナビアを感じる店舗空間からデザインの統一。素晴らしいですね。

IKEAのビジョンです。「より快適な毎日を、より多くの方々に」。より多くの、という時点でいわゆる富裕層を向いていないことが分かります。向いている方向は庶民です。しかし、そこに少しだけでもオシャレに、快適に暮らしたい方々を顧客として定義しています。商品はどれも優れたデザインと機能性を兼ねています。住宅関連の商品を幅広く揃え、多くの方々が気軽に購入できる手頃な価格帯。徹底しています。

上記を達成するためには、1円を惜しむことも重要です。電気をこまめに消し、徹底的なローコストを意識する。しかし、ここに想いが無ければ、そもそもケチ臭い、もっと気持ちよく仕事がしたい。と考えてしまうことでしょう。しかし、より多くの方々のより快適な暮らしの提供のために、日頃の活動がある。と感じている人は、本気で取り組んでいくことでしょう。

これはある意味考え方の部分でしょうか。理窟ではなく本人がどのように感じるのかの部分です。最近、興味深い研究データを読みました。幸せな人は生まれつき幸せだとか。これはDNAレベルの話です。そもそも快楽を物質的なとみに求めると、上限がありません。脳みそからドーパミンが出て快楽を味わうと、次は更なる欲求を求めます。新しい刺激はきりがなく、どんどん追い求める。これを追いかけることを幸せと定義すると、永延に幸せになれない。物質的な富では満たされないからです。

従って、幸せは内面的なものにある。何がおきても気にしない性格。大丈夫大丈夫と自分をポジティブに捉える人。常に、happu go luckという態度を取っている人。これは生まれつきの性格で、50%は人間のDNAによると言うのです。残りの半分は、10%が生活環境や社会のコミュニティーに起因し、40%は本人のコントロール次第。

確かにそうかも。これは宗教を見ても重なります。そもそもどの宗教も基本は他利を言っています。人のために、相手のために、顧客のために。基本は人に与えています。何かして、ありがとう、良かった!ということに喜びを感じるのです。

面白い調査があります。人がいやがることを進んで行う人の年収は平均で2割高いとこ。誰かのために行っているつもりは無いのでしょうが、無意識のうちに高いアウトプットを出す。感謝されるのです。

自分がやっている行動に意義を持ち、その反応に喜びを得る。すると、当たり前だけれども前よりも高い取り組みレベルの仕事になる。結果的に仕事が常にブラッシュアップする。それが存在意義でしょうか。そのために常に切磋琢磨する。そもそも嬉しいから継続する。その姿勢、習慣。それが自身のハッピーにもつながるの。

なぜ?なんのために?とても重要な問いかけですね。



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