少子化対策

2006年10月23日 月曜日

早嶋です。



日本の少子化問題の原因と対策についての議論で、政府は少子化担当相なるものを置き、少子化対策に取り組んでいます。



しかし、そこで交わされている議論は、託児所、保育所の充実、女性が仕事を継続しても続けられる環境整備・・・です。



確かに、上記の内容は重要です。しかし、少子化問題ということを考えた場合、問題の本質的な部分ではないと考えます。政府が出している統計データでは、20代までに結婚した夫婦に限定して見てみると出生率が低下していないことが分かります。



ということは、少子化の原因は、結婚しない男女が増加していること、または、晩婚化が進んでいることになります。妊娠・出産すると働けなくなるので女性が子供を産むのを躊躇っているわけではありません。



少子化の原因と言うことで市場調査を行い、女性の仕事や育児に関しての不満を集めたのでしょうが(政府として取り組む問題です。)それを、少子化の原因だと判断したのでは根本的な解決にはならないですね。



ペンシルバニア大学ウォートンスクールのヨーラム著の「インポッシブル・シンキング」によれば、人々は自身が持つ固有のフレームワークによって思考が固定されると指摘しています。



政府が考えた対策は、女性が子供を産んでも安心して働ける環境によって出生率が高まったという海外の事例を鵜呑みにしたのかも知れません。



因みに、解決方法の一つとして、若い男女が結婚までいたるための出会いの場を提供する。ということも考えられます。合コンじみた発想ですが、晩婚化が進んでいる原因や結婚しない男女が増えている原因を調べて早急に対策を打たなければ国の衰退に関ります。



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