やりなおし消費

2011年9月25日 日曜日

早嶋です。

消費者行動の中で近年言われる言葉。やりなおし消費。小さな頃に習い事を行っていたけど、不完全で終わらせていた。それを今、再び40代くらいからの大人が子供の頃に行っていた、或いは、やりたかった習い事を始めているのです。多くの習い事は1970年代、1980年代にかけて行われていたもので、水泳、剣道、クラシック、書道、そろばん等々。

人生、折り返しをすると何か新しい趣味を始めるには勇気がいる。しかし、昔取った杵柄があれば道は明るい。きっとそのような気持ちで気軽に始めることができるのでしょう。この世代は、人口分布の中では多い、従ってこれがビジネスになり得るのです。小さい頃と違い、道具にこだわれます。書道と言えば、道具はピン切り。小さい頃は1本1000円もすれば十分の筆に、今では数万円。上を見ればきりがない世界。道具を買うことで既に満足してしまう気持ちもよく分かります。

やりなおし消費は、習い事以外にも、過去行けなかった旅行や結婚式などにも当てはまります。今は比較的に生活にゆとりができて、20年とか30年前と比べて可処分所得が増えている。このような時期だからこそ、昔出来なかった事を今実現したい!こんな消費行動も増えている事でしょう。今こそチャンス!今を逃したら!お金は天下の回りモノ。使える制だが一斉にお金を消費する文化は経済にとってよいこと。

皆、どんどん使ってほしいものです。



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