未来を創る

2011年8月23日 火曜日

早嶋です。

経営者の仕事は未来を創ることだと思います。今忙しく行っている仕事が過去の延長によるものであれば、その解決を急いで行い、未来を考える時間を確保することに勤めることも大切です。過去の課題を解決しなければ、今が無い。従って、過去の解決が先だ。このような議論をするとかならず、パラドックスであることに気付きます。まさに、鶏と卵です。

しかし、未来の仕事を創ることをしなければ、何のために過去の課題を解決するのか?の方向性が見出せません。結果、これまで通りの仕事の仕方になるので、過去の継続を永遠と続ける結果になります。方向性がありません。更に、過去継続してきたやり方を否定するつもりはありませんが、その方法で行動を続けていた結果が今であれば、少なくとも同じ仕事の仕方では飛躍は無いことは分かります。

これは内部環境によるものです。しかし昨今、外部環境は過去と比較して総じて最悪です。経済は低迷し、ボーダレス化とグローバル化のにより、競争が激化。大手と中小の住み分け、国境の住み分け、業界の住み分け、全てが崩れてきています。加えて生産労働人口の減少により、国内の消費がますます低迷することも明らかです。

少し考えるだけでも、外部環境の要因で業績が良くなる事はありません。であるならば、やはり過去の継続では、今後は頑張ってもステイ、通常はダウンになることが明らかです。

そこで再び、未来を創る仕事が経営者がおこなうこと。こう考えると腑に落ちるでしょう。時間は24時間365日平等に与えられています。過去の仕事に追われていて時間が無い。これはイイワケに過ぎません。時間を今創ることができない人は、一生、過去に追われる仕事になるでしょう。

では、未来を創る第一歩って何をするのか?早嶋は考えます。進むべき道を明らかにすることだと。昨今の外部環境をあれこれと分析することは大切です。そして先を読む先見の知も必要です。しかし、そして企業として個人としてどうするのか?ゴールや夢を示すことが大切です。

経営者或いはリーダーは進むべき道を示し、そのビジネスモデルによって、組織や企業がどのように変化していくのか?チームや従業員に示す必要があります。そして進むべき道が明らかになったら、次はその道の歩み方、戦い方を示す必要があります。どう戦うかを明らかにするのです。攻めるのか守るのか。そもそも戦わないのか。

上記を読んでなんとなくわかっているけれども、一歩をどう踏み出すのか?そう考える人は少なくないと思います。その第一歩は形式値にすること。つまり、自分以外の誰かが見て分かる形にする。文章にする。絵にする。様々な方法がありますが、最も簡単な方法は、人に話すことだと思います。そして話を聞いてくれる人たちが、その概念や方向性を整理してくれれば最高です。自分で絵にしたり、整理する。案外難しい仕事です。

コンサルタントの仕事に、上記のような事を提供するのはありだと思います。モヤモヤをスッキリする!そんな背景から生まれたビジネスモデルです。




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