下流社会マーケティング

2006年9月28日 木曜日

早嶋です。



下流社会。「いつかはクラウン」が「毎日100円ショップ」の時代へ。もはや中流ではなく、下流なのだ。という切り口で、ベストセラーになった下流社会(著者:三浦展)の著書がマーケティング本を出しています。



下流社会では、下流の定義を所得のみで測るのではなく、コミュニケーション能力や働く意欲が低く、日々を生きていければいいや、といったくくりで下流としています。今回、三浦氏が書いた『下流社会マーケティング』は、下流社会時代におけるマーケティング、という切り口で、階層別、世代別にどの様にマーケティングを考えていけば良いかを事例を載せて示しています。



中でも興味があったのは、p55にある上、下を狙って中も取る。です。100円ショップやユニクロでは、下向けの商品を売りますが、ここは下だけを狙っているのではなく、下の商品を売ることで中がついてくるような戦略をとっているという説明をしています。



本著の特徴は、階層化と世代マーケティングという点について、具体的で分かりやすく説明しているとこです。20-30代が団塊世代の定年後の市場を予測するといったときに、ピンとこなかったり、逆に40代の方が20代のニーズを探す困難さを感じた場合、一読すると理解がしやすくなるような本でした。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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