報道の仕方と受け止め方

2011年1月29日 土曜日

いつからでしょうか?テレビでの報道が過度に偏っているかというか、その報道をあまりにも鵜呑みにするというか。

ネットが発達してもやはり、まだテレビの影響力はあります。テレビの視聴者は、無意識のうちに洗脳されるがごとく、報道された内容の通りに感化され、そのまま世論となります。

これには両方に問題があります。まず、報道という立場。報道する側は、ニュースに事実的な内容飲みを伝え、そこに感想や感情を込める必要はないと思います。例えば、どこかで事件が起きた時、その事件をどのように考えるのか?は報道を受けた消費者が考えることです。報道する側が消費者を方向付ける必要は無いと思います。

しかし、アナウンサーは時として自分の感想や感情を込めて伝えている場合があります。表情はまだしも、言葉の端々に形容詞をつけて伝えています。一個人の感想としては確かに問題無いでしょうが、報道という立場では、その内容がそのまま公共に流れるのであることを考えると、やはり事実だけを伝えて欲しいとおもいます。

今度は視聴者側の問題です。それは簡単に報道やメディアに流されるということです。そして、意識的にか無意識か、その内容に同調している事です。問題解決のなかでも、起こっていることは現象として捉え、それはいったいどういう事か?という視点で、様々な視点で物事を解釈していきます。

しかし、多くの視聴者はその視点が全てであるように受け止め、考える作業を怠り、メディアが提供している視点にのめり込んでいるのです。従って、画一的になります。考えなくなります。

報道による受け止め方は、本人の役割りなので、人によって様々に受け止めて良いと思います。しかし、なかなかそのような事は起こらない。

常に自分の考えや意見を持つことが大切です。


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コメント / トラックバック1件

  1. ぐるぐる より:

    物事を批判的にとらえることは、時間・精神・懐具合などに余裕がないとできないですね。
    とくに、深夜に帰宅した時などは、ニュース番組を、とりあえず情報収集、という感じで見てしまいます。自戒を込めて。

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