損失の測り方

2006年8月29日 火曜日

早嶋です。



昼過ぎに、前の会社の同期からメールをもらいました。今年の2月に部署移動があり、念願のハード設計の仕事にありついたようです。モチベーションを向上しながら、いい仕事に励んでください。



さて、1000万円の損失がでたとします。大きいでしょうか?小さいでしょうか?



唐突過ぎましたね。でも、もし会社の規模によって異なる、と考えた方は要注意です。少し具体的に考えて見ましょう。仮に1億円を売り上げる優秀な営業マンがいたとします。ここから、この会社の原価や経費を引くと、売上1億円に対する経常利益は500万円になります(経常利益率を5%と設定)。



では、この会社において1000万円の損失は大きいでしょうか?小さいでしょうか?



1000万円の損失を5%で割り戻して考えると2億円になります(1,000万円/0.05=20,000万円)。つまり、このときの1000万円の損失は、優秀な営業マン2人分の売上を何らかの理由で損失したことになります。



この様に損失が出た場合、売上に換算して考えることによって、その重大さが理解できると思います。大企業にとってみれば、たかが1000万円じゃないか、と感じる方がいるかもしれません。でも理屈は同じです。もし、1億円の損失が出たとしたら、その20倍の20億円分の売上を無駄にしたことになるのです。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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