ナローボート

2009年3月30日 月曜日

早嶋です。



写真の細長いボートはその名も”Narrow Boat”ナローボート”です。



ナローボート18世紀、イギリスで始まった産業革命。当時のエネルギーと言えば石炭、その石炭を輸送するために各地域に運河が造られます。そしてナローボートは狭くて浅い運河を使って荷物を運んだり移動したりする船として発達します。イギリスの運河は約3000kmにも及び、工業地帯であった中部イングランドのバーミングガム、マンチェスターを中心に張り巡らされています。



現在、運河を活用した輸送は鉄道に代わってしまいました。そこで、ナローボートはレジャーとして新たな運命を歩みだします。運河のネットワークを使ったナローボートの旅が楽しめるのです。



ナローボートの狭い船幅は運河の幅によって決められたもので幅約2.1m。長さは5mから25mと様々です。レジャー用のナローボートは当時の船を改造しています。かつては石炭を山積みしていたデッキにキャビンを作り変えられ、テレビやキッチン、ダイニングスペースやベットなどを整えた住居としての機能も備えています。



ナローボートは免許や経験が無くともレンタカーと同じように借りることができます。現在、使用出来る運河のほとんどで旅をすることができるのです。そのため世界中の人々がナローボートの旅を楽しみに来ているようです。



コメントをどうぞ

CAPTCHA