プレッシャーの克服

2008年10月21日 火曜日

早嶋です。



プレッシャーとの闘い。テレビで特集されていました。プレッシャーに立ち向かうプロはその多くの人々が共通の事や考えを持ち実行していました。それは、敢えて笑うことです。



例えば、自動車の性能を確かめるテストドライバーのプロのプレッシャー克服方法も、笑う、でした。苦しいときでも笑い飛ばす。これがプロドライバーのプレッシャー克服法だそうです。この例は、多くのプロフェッショナルの方々が実践していました。



笑いの効用。近年、この分野は脳の解明と共に明らかになってきました。笑う、或いは笑った表情を作るだけで、脳が刺激を受け、より考え方がポジティブになるのです。つまり、笑うことで脳がポジティブになり、プレッシャーに打ち勝つ事が出来るようになるのだとか。実際にテレビで実験を行っていましたが、作り笑いであっても脳に刺激を与えることになり、考え方がポジティブになることを簡易的に実証されました。



では、いざ本番!という時に出るプレッシャーはどのように克服するのか?多くのプロフェッショナルの共通のおまじないはスイッチを入れる事。つまり、頭の中でモードの切り替えを行うことでした。脳にも様々なモードがあるようで、その中でも集中するモードに切り替えを行うことによってプレッシャーと戦うのです。



モードの切り替えは通常、脳の前頭葉が無意識に行うので、意識的にコントロールすることは難しいとされています。では、プロはどのようにコントロールするのか?これがスイッチを入れる、と表現されている内容です。



ある有名脳外科医のスイッチング法は、手術用の服に着替える事でした。着替えるという動作によって脳の切り替えを行うのです。例えば、イチローは球場に入ると決まったメニューの運動をこなし、座席に立てばお馴染みの狙いを定めるようにバットを立てる動作を行います。



プロは、体を動かす儀式によって脳のモードを変える事を行うのです。脳科学的な説明では、運動系の神経回路を動かすことから脳に刺激を与えている!ということだそうです。



ちなみに、プレッシャーに負けている状態は脳科学的には行うべきことに脳が集中できていない!という状態なのだそうです。従って、プレッシャーに勝っているときは行うべきことに脳が集中できている。従ってパフォーマンスが高まる、ということです。



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